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ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ザ・ロバート・クレイ・バンド The Robert Cray Band - Smoking Gun(1987年の洋楽 Part15)

2023-04-20 22:47:58 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart15は、The Robert Cray Bandの”Smoking Gun”。最高位は4月18日付の1週のみの第22位。年間チャートは圏外でした。

The Robert Cray Band、て、何者?調べてみましたよ。
The Robert Cray Bandのバンドリーダー、Robert Crayですが、1953年ジョージア州出身のブルースロックシンガー、ギタリスト、ソングライターです。

1980年リリースのファーストアルバム『Who's Been Talkin'』は、アメリカでは全くヒットせず、200位以内にも入らなかったようです
1983年リリースのセカンドアルバム『Bad Influence』が、アルバムチャートで最高位143位と、初めての小ヒット作品となります。

次のサードアルバム『False Accusations』も小ヒットで終わりましたが、1986年にリリースした4枚目のアルバム『Strong Persuader』が、アルバムチャートを上昇、最高位は13位、年間チャートでは24位の彼らの初めての大ヒットアルバムとなりました。

そのアルバムからのシングルがこの曲"Smoking Gun"曲の作者は、Robert Crayに、この曲のプロデュースも務めたBruce Bromberg、Richard Cousinsの、3人の共作。曲は、ブルースロックでもありますが、ストレートな、シンプルなロックです。ギターソロも入り、サビがイイ感じです。

The Robert Cray Band、この後もコンスタントにアルバムをリリースし、最近も活躍を続けています。ニューアルバムも出していますね。残念ながら、Top40ヒットはこの曲のみ、私も、知っているのはこの曲だけです。
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ティナ・ターナー Tina Turner - What You Get Is What You See(1987年の洋楽 Part14)

2023-04-13 22:18:27 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart14は、Tina Turnerの”What You Get Is What You See”。最高位は4月4日付の1週のみの第13位。年間チャートは圏外でした。

Tina Turnerですが、ここ3年程、私のブログにも何度も登場していますのでもうご存じですよね、デビューは1950年代、夫のアイク・ターナーとともにIke & Tina Turnerのデュオを結成、初めてのヒットは1960年、"A Fool In Love"が最高位27位を記録、そこから、70年代半ば、アイク・ターナーと離れ、ソロ活動を開始するまで、1971年の最高位4位の"Proud Mary"など、レギュラーチャートでは合計6曲のTop40ヒットを記録します。R&Bチャートとなると、数えきれないくらいのヒットを記録している、大人気ソウルデュオです。

70年代半ばからは、Tina Turnerはソロで活動を開始、アイク・ターナーとは1978年に離婚が成立しました。
ソロ活動を開始して、しばらくは、Top40ヒットが出ない状況か続きましたが、1984年にリリースしたソロアルバム『Private Dancer』で大復活、"Lets Stay Together"が最高位26位、さらに続いてシングルカットされた"What's Love Got to Do with It"が3週間の1位、年間チャートは2位、特大のヒットとなりました。

その大復活の後は、"Better Be Good to Me"が5位、"Private Dancer"が7位と、大ヒットを連発、さらには、映画にも進出して、映画『マッドマックス/サンダードーム』にメル・ギブソンとともに主演、その映画の主題歌"We Don't Need Another Hero (Thunderdome)"が2位を記録します。こちらをご覧ください→→→

1986年には、ソロの6枚目となるアルバム『Break Every Rule』をリリース、このアルバムからのファーストシングル"Typical Male"が、これもまた大ヒット、最高位2位を記録、人気は続きます。こちらをご覧ください→→→

"What You Get Is What You See"ですが、アルバム『Break Every Rule』からの3枚目のシングルカット曲。2曲目のシングル"Two People"が、最高位30位と、いまいちのヒットでしたが、3枚目のシングルで、またTop20に入るヒットとなりました。

この"What You Get Is What You See"ですが、この曲はソウルというよりも迫力あるロックですね。私の好みのギターソロが目立っています。曲の作者は、いずれもシンガーソングライターのTerry BrittenとGraham Lyleのコンビによるもの。"What's Love Got to Do with It"に"We Don't Need Another Hero (Thunderdome)"、"Typical Male"の、大ヒットした3曲いずれも、このソングライターコンビによるものです。このコンビ、いい曲作ります。

Terry Brittenはこの曲のギターを担当、プロデュースも手掛けています。この曲のギターソロも、彼によるものでしょう。もう一人の作者Graham Lyleがマンドリンで参加しているようですが、こちらの演奏はよくわかりませんでした。
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バーバスターズ The Barbusters (Michael J.Fox + Joan Jett & The Blackhearts) - Light of Day(1987年の洋楽 Part13)

2023-04-06 21:31:41 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart13は、The Barbustersの”Light of Day”。最高位は4月4日付の1週間の第33位。年間チャートは圏外でした。

The Barbusters、って何者?、これは、映画の中だけの架空のバンドなんです、実態は、なんと Michael J. Fox + Joan Jett & The Blackhearts。

その映画は『Light Of Day』、邦題は『愛と栄光への日々』。主演はもちろんマイケル・J・フォックス。私はこの映画は見ていなかったですが、ヒットしたのでしょうか?映画では、「主人公(マイケル・J・フォックス)が、夜はクラブで姉のパティ(ジョーン・ジェット)と組んでロックバンド「バーバスターズ」として活動していた」との設定です。

マイケル・J・フォックスといえば、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』では、タイムスリップした主人公マーティ・マクフライが、指を負傷したギタリストの代理としてダンスパーティでギターを演奏、アンコールで「ジョニー・B.グッド」を弾き、その演奏をチャック・ベリーが聞き、「ジョニー・B.グッド」を思いついた、という印象的な、面白いシーンがありました。

マイケル・J・フォックスはバンド活動をしていた事もあるということで、ギター演奏は相当な腕前のようです。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』では吹き替えのようですが、こちらの映画ではどうなのでしょうか。本人が演奏しているのでしょうか。

この曲、”Light of Day”の作者は、驚いたことにBruce Springsteen。Bruce Springsteenは、他のミュージシャンに曲を提供すると大ヒットする、"Blinded by the Light"や"Because the Night"が代表曲ですが、この曲は小ヒットに終わってしまいました。ヒット性は高いと思ったのですが、残念でした。
曲は、さすがBruce Springsteen、疾走感のあるロックンロールです。

Joan Jettですが、多くの方がご存知だと思いますが、70年代の女性ロックバンドThe Runawaysのメンバーだった人です。
ソロになっての初のシングルヒットが"I Love Rock 'n' Roll"。1982年に7週間の1位、年間チャート3位の特大のヒットとなりました。
83年に最高位35位を記録した"Fake Friends"以来、しばらくシングルヒットには恵まれませんでしたが、久し振りにこの曲でTopp40に帰ってきました。
The Runawaysのメンバーからは、この後、Lita Fordがシングルヒットを出すことになります。楽しみですね。


こちらは、曲の作者Bruce Springsteenのライブバージョン。8分超ですがこれはかっこいいぞ。ライブで映える曲です。
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ヨーロッパ Europe - The Final Countdown(1987年の洋楽 Part12)

2023-03-30 22:48:00 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart12は、Europeの”The Final Countdown”。最高位は3月28日付と4月4日付の第8位。年間チャートはというと、残念、圏外だったです。最高は8位ながら、Top40には9週のみという短期間のヒットで終わったのが響きましたか。

Europeですが、珍しいスウェーデン出身のロックグループ。私は詳しくはないのですが、いわゆる「北欧メタル」の最も早い段階から活躍していたグループです。
サウンドは、抒情的でかつメロディアスなハードロック、クリアなサウンドのハードロックです。「北欧メタル」のバンドの特徴でしょうか。

バンドの結成は1970年代の終わり頃、ボーカルのJoey Tempestと、ギターのJohn Norumが中心となってバンドを結成、ファーストアルバム『Europe』が1983年にリリースされ、まずは母国スウェーデンの人気バンドとなります。セカンドアルバムも、母国ではヒット、日本でも話題になりましたが、まだ、世界でのヒットという訳にはなりませんでした。

1986年、サードアルバム『The Final Countdown』がリリースされ、そのアルバムからのファーストシングルが、このアルバムタイトル曲”The Final Countdown”。シングル、アルバムとも、世界中で大ヒットとなりました。

その”The Final Countdown”ですが、曲の作者はボーカルのJoey Tempest。Joey Tempestは、アルバムのすべての曲の作者に名前があります。まさに中心メンバーですね。
”The Final Countdown”ですが、初めて聞いた時から、理屈なく、文句なく「カッコいいー!」曲、メロディアスロックの代表曲といっていい素晴らしい曲でした。

この曲は、ヨーロッパを中心に、各国でNo.1となる、世界的なヒット曲になりました。もちろん日本でもヒットしましたし、CMでも使われていました。
でも、アメリカでは8位と、まあTop10にまでは上がりましたが、冒頭書きましたが、年間チャートにも入らない、「ええ?ここで落ちちゃうの?」の疑問符が付くヒットで終わりました。残念だったです。私としては、もちろん、No.1になるべき曲だと思っていました。文句なく、ロックの名曲でしょう。

またPVもカッコイイ!ライブでこんなオープニングをやられたら、一発でファンになりますね。
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ブルース・ホーンズビー&ザ・レインジ Bruce Hornsby & The Range - Mandolin Rain(1987年の洋楽 Part11)

2023-03-23 20:38:06 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart11は、Bruce Hornsby & The Rangeの”Mandolin Rain”。最高位は3月21日付の1週のみの第4位。年間チャートは65位。前年の12月13日付の第1位、年間チャート8位の大ヒット曲"The Way It Is"に次ぐ、2曲連続の大ヒットになりました。

Bruce Hornsbyについては、その"The Way It Is"の回に詳しく紹介いたしましたので、かいつまんで。
Bruce Hornsbyですが、アメリカバージニア州出身のシンガーソングライター、1984年に元Ambrosia メンバーのJoe PuertaなどとBruce Hornsby & The Rangeを結成。
彼を見出したのはヒューイ・ルイス、ヒューイの後押しでレコード会社と契約、1986年になって、ファーストアルバム『The Way It Is』をリリースし、前述の"The Way It Is"の大ヒットが生まれました。詳しくはこちらをご覧ください→→→

そのアルバム『The Way It Is』から、3曲目のシングルとなりますのがこの曲、”Mandolin Rain”です。
曲の作者は、Bruce Hornsbyに、弟のJohn Hornsbyの共作。これは、3月12日の私の記事で紹介したHuey Lewis and the Newsの"Jacob's Ladder"と同じコンビです。

”Mandolin Rain”ですが、Bruce Hornsbyのピアノに加え、曲名にもあります「Mandolin」がフィーチャーされた珍しい曲です。Mandolinを弾いているのは、The RangeのメンバーのDavid Mansfieldです。
David Mansfieldですが、有名ギタリストですね。ギターの他にもフィドルや、スティールギターなども弾いていた方です。ボブディランなどとも演奏を共にしていたセッションミュージシャンです。Bruce Hornsby & The Rangeには、このアルバムだけの参加で、その後バンドを去ってソロ活動に移り、今でも活動を続けているようです。

マンドリンをフィーチャーした洋楽のヒット曲、あんまりないですが、まずはRod Stewartの"Maggie May"が思い出されます。他には、Styxの"Boat On The River"、イントロからトミー・ショウがマンドリンを弾いていました。

この曲、マンドリンの音色が雨の音を表現しているのでしょうか。ブルース・ホーンズビーのボーカルとともに、マンドリンとピアノの音色がしっとりとしていていい雰囲気です。素晴らしい曲でした。
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