有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

104 サーペル博士と、あこがれの2ショット

2006-02-01 18:55:15 | とっても私的
↑いやーー。夢のようでした。
 (福)日本聴導犬協会のアドバイザーであるDrフォーグル(英国)のお友達で、元はケンブリッジ大学で教授をしていらしたサーペル博士と、IAADP(国際アシスタンスドッグ・パートナー協会)の講演で1月19日にお目にかかれました。
 現在は、サーペル博士は、ペンシルバニア大学で教鞭をとっていらっしゃいますが、今回は犬種ごとの気質の調査について講演されました。
 サーペル博士の有名な研究のひとつに、身体障害者の方が犬を伴っているときに、周囲の反応がどうかわるかの調査があります。

 車椅子や松葉杖を使って街角にいる時には、挨拶さえしなかった通行人が、犬の存在で、やさしく声をかけ、立ち止まって話しかける人もあったという調査です。
 サーペル博士は、その中で、犬や補助犬の存在が「障害」について周囲もその本人も忘れさせる効果があるというものです。
 ずーっとお会いしたかったので、嬉しさで、さっそく2ショットをお願いしました。もちろん、ブログへの掲載もご許可をいただけました。
 うれしい。
  

103:最小の介助犬に、ADI(国際アシスタンスドッグ協会)総会で出会う

2006-02-01 18:29:53 | 身体障害者福祉
↑ (福)日本聴導犬協会では、小型から中型(10キロから15キロ)までの介助犬を訓練しておりますが、このパピヨンは、ADI(国際アシスタンスドッグ協会)のサンディエゴの総会で、会場で最小の介助犬でした。
 そばにいらっしゃるシスターが訓練士。いろんな職歴、いえいえ現役のシスターなので職業の方が訓練されています。
「小さいですね。どんなことができるんですか?」
「なんでもできますよ。車椅子をひっぱらせることはできませんけどね」
 シスターは、低くかがんでパピヨンに命令をしました。
 落とした物をパッと拾って、きちんと渡すことができました。

 体重は、3-5キロくらいでしょうか? 成犬です。小型犬は寿命も長く、長く元気に現役が続きます。その上、仕事は俊敏です。すべての経費、食費、医療費などが、大型犬よりもリーズナブルなのも、利点です。
 ただし、かわいがりすぎて、ついつい暴君にしてしまわないように、ユーザーさんへの指導が大事になりますね。