女性の魅力ってなんだろう?
今更ながらに思ってしまった帰り道。
妙に後ろ髪をひかれ、また来たくなった。
田園都市線「駒沢大学」から10数分歩いた
世田谷の住宅街に、「AMI」さんはあります。
以前「dancyu」に掲載されていたお店なんですが、
一度、時間前に来てはみたものの、外で待つのは抵抗があって、
別のお店に向かったことがあります。
この日再び来てみて、その感覚がなんとなく理解できます。
淡いブルーのドア、ドア脇の植栽、
店名の「Ami」のスペル・・女性を意識させます。
さらに、ドアのノブに手をかけた時に、その向こうにいる先客の女性。
思わず「やっぱり」と思ってしまいます。
こういう感覚、いつになってもなじめないですね。
店内は、2人掛けテーブルが3卓、後はカウンター8席ほど。
先客は2人×2組。
カウンターの一番奥に座ります。
まずはメニュー、
プレートの1種か、2種のみのようです。
上のメニューをめくると、
カレーが4種類、この中から選ぶようです。
ゴザンブって初めて聞くけど、
ムングダル(キャベツとズッキーニのクートゥ)を食べてみたくて、
あとは、本日のカレーの2種盛に決め、
顔をあげると、タイミングよく注文を聞いてくれます。
ん~、聞くというより、顔を向けてくれると言ったほうがいいのかな。
しっかりと目線を合わせてくるので、なにか気恥ずかしさを感じます。
このオーナーは女性で、インドやパキスタンで現地の方の家庭料理を味わったそうで、
その時に美味しいと感じたものがベースになっているようです。
待っている間、本を読んでいると、申し訳なさそうに
「パクチーは大丈夫ですか?」
もちろん問題ないと答えます。
そうしてやってきたのがこれ。
彩りがなんともきれいです。
思わず「きれいですね。」
この赤いのが、ビーツ。
おそらく初めて食べると思います。
こちらがムングダル。
ポリヤル。
プレート全体を見て、スリランカカレーや
ネパールのダルバートを連想させます。
単純にワンプレートのため、そう思ってしまうのかもしれませんが、
インドやパキスタンでこういう家庭料理だったなら、
インド周辺国はかなりワンプレートで食べているのかもしれませんね。
まあ、日本が独特なのかな?
ビーツってあまり特徴のあるものではないんですね。
なんとも表現しにくい。カブのようなイメージかな。
こちらは、よく見かけるムングダル。
溶けやすいのが特徴の豆で、ダルバートの定番。
それと数種のポリヤル。
どれも、丁寧に作られて、マスタードシードが効いています。
なかなか、美味しいですよ。
食べ終わってから、食器を下げにきた店主とひと言二言話すと、
相変わらずの目線にまたドキリと・・・
せっかくだから、ドリンクも。
アイスチャイを頼みます。
目線を合わせて・・・
会話の受け答えで、相手との「間」ってありますよね。
タイミングが合うとか、合わないとか、
その辺の微妙な間合いに、あたたかな気持ちと
心をえぐられる瞬間がありました。
また、来ようかな・・・(笑)
「AMI」:世田谷区弦巻2-8-15