ニコライ・コンスタンティノヴィチ・リョーリフ、20世紀ロシア、象徴主義。
アトランティスの伝説は本当にあったことである。文明高い大陸が一夜にして沈み、ほとんどすべてのアトランティス人が死に絶えたのだ。どんなに高い文明を編んでいようとも、神のご意向には逆らえないのである。アトランティスの人間は文明の中で人間らしいことを忘れ、あまりにも低い欲望のために馬鹿をやりすぎたのだ。暖かな愛を育てるものが何もなくなってしまった。それで神はアトランティスを滅ぼそうとご決意なさったのである。これは二度と繰り返してはならない悲劇だ。あなたがたは愛を見つめ直し、愛をこの世界で育ててゆくべく、努力しなくてはならない。それでなければ、あなたがたは、みごとにアトランティスの轍を踏むだろう。