みなさん、おはようございます。てんこです。
おひさしぶりです。というのかな。
今までわたしは、「彼」に頭を占領されて、心の奥に封じ込められ、半分向こうの世界に行っていました。ですから、これまで発表した一群の詩「試練の天使」は、わたしではなく、「彼」の著作です。もちろんこれは、わたしの肉体の機能と大脳の中の情報や、わたしの学んだ技術等を使って書かれたものですが、それを動かして様々な活動をした主体は、わたしとは異なります。ですから、現実の世界の常識では、わたしが書いたということになるのですが、厳密にはそうとは言えません。これをいつか、何らかのことで、出版物として発表する機会があるとしたら、そこに著者の名前として、わたしの筆名がいれられるでしょうけれども、中身は完全にわたしの表現力を越えた「彼」が書いたものです。
彼は自由自在だ。みごとにやってくれました。感嘆します。
わたしは、彼の後ろに守られて、彼の仕事を見ていましたが、痛快さとともに、なつかしさを感じていました。定かには彼のことを思い出せませんでしたが、ああ、この人を知っていると、感じていました。
わたしがわたしに帰ってきた日、わたしの家の裏口を、ちびが訪れてきました。わたしには、ちびという、夫に内緒で餌をやっている、一匹の虎猫がいます。
ちびの顔を見たとき、ああ、わたしにはまだ、ちびがいると感じました。ちびの世話をしてやらねば。こうして、わたしをたよってきてくれる猫がいるということは幸せです。ちびがいるから、帰ってきたんだな。