貸切列車

実に一月ぶりとなる五勤の週を乗り切って、明日から再び小旅行へ出ることになりました。
毎度おなじみ「週末パス」を使った汽車旅ですが、今回は少し趣向が違います。というのは、そもそもの発端が出身高校の部活のOB会なのです。長電で貸切列車が走ることになり、それを大義名分にして今回の活動を思い立ったのでした。
自他共に認める灰色の学生時代であり、出身校に特段の愛着はありません。部活は数少ないよき思い出の一つではありますが、同期ばかりか一級上と下が誰もおらず、実質一人で活動していた時期もあって、かけがえのない仲間と共に青春を謳歌したというわけではありません。OB会とはいっても現役当時から知る顔は皆無に近く、日頃付き合っている連中との活動に比べると、気疲れするのは事実なのです。そのような事情もあり、毎年恒例の新年会にも参加したことはなく、当時の顧問を偲ぶ会に一回足を運んだだけでした。
しかし、大学ならともかく、たかが一高校の鉄道研究会が、数十人単位の催し物を毎年開催しているのは奇跡であり、ある意味屈指の名門といえます。会の活性化に微力ながら貢献したいという考えもあり、些少ながらも会費は毎年納めていました。長野は正月に列車の乗り継ぎで降りただけに過ぎず、実質行っていないに等しい状況だったこともあり、今回再訪を兼ねて参加に至った次第です。
そのようなわけで、明日はまずその貸切列車に乗り、終了後は長岡に移動して一泊します。翌日はいよいよ終焉迫る115系の惜別乗車に費やし、長岡で一献傾けてから帰路につく予定です。