日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 2016 - はやぶさ4号

2016-10-03 07:13:17 | 東北
発車の15分前というほどよい時刻に駅へ着き、そこから始発の新幹線に乗り込みました。2130kmを走ったところで北海道編は完結です。
八戸では朝日が水平線から昇ってくるところを見届けましたが、その朝日もすぐ薄雲に隠れてしまいました。盛岡まで南下すると、今度は今にも降り出しそうな曇り空に変わりました。都内では昼前から雨が降り出すようです。予想気温は最低が21度で最高が27度。昨日は北海道でも23度まで上がったとはいえ、あちらとは湿度が全く違います。列車を降りた瞬間、梅雨のような蒸し暑さで現実に引き戻されるかと思うと、今更ながら月曜日の憂鬱が頭をもたげてきました。
しかし、それはひとまず忘れておきましょう。東北でも稲刈りが大分進んできたとはいえ、まだ黄金色に実った田圃も残っています。中四日で復帰後は、実りの季節も最終盤を迎えた北東北を旅する予定です。

★八戸641/はやぶさ4(4B)/923東京
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晩秋の大地を行く 2016 - 長寿温泉

2016-10-03 05:54:21 | 温泉
セイコーマートの出番がなかったと繰り返し申してきましたが、実は出番がなかったものがもう一つあります。温泉に一ヶ所しか寄らなかったのです。その一ヶ所も正確には冷鉱泉の天塩川温泉であり、正真正銘の温泉にはただの一度も入りませんでした。しかし最後の最後でようやく温泉が登場。立ち寄るのは「長寿温泉」です。
この時間から入れる温泉というと、駅の近くの「はちのへ温泉」もあります。列車の時刻が決まっている以上、より駅に近い方を選んだ方が安心感はあるわけです。しかるにあえてこちらを選んだのは、前回下船したときこの温泉の前を通りがかり、駐車場が早朝から賑わっているのを見て、これは行ってみるしかなかろうと思い立ったからに他なりません。
フェリーターミナルを出て駅への道をまっすぐ走れば、沿道の左側に現れるという渡りに船の立地です。五時からの営業はフェリーからの下船客を目当てにしたかのように見えます。ただし、早くも半分以上埋まった駐車場に他県の車は少なく、青森らしい地元客御用達の温泉といった趣です。
外観は入母屋風、ガラス戸の向こうに広がる浴場の造りは銭湯そのもので、中央に据え付けられた長方形の大きな浴槽からは、無色透明無味無臭で少し温めの源泉が轟々と溢れ、両側の壁際にある洗い場まで床を伝って流れます。お湯、雰囲気とも申し分なく、さすがと感心させられる名湯です。復帰後は温泉に事欠かない青森を旅します。何湯立ち寄れるかが楽しみです。

★長寿温泉
八戸市下長3-21-11
0178-28-4126
500AM-2300PM
入浴料450円
泉質 ナトリウム-塩化物泉(低張性アルカリ性温泉)
泉温 38.5度
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晩秋の大地を行く 2016 - 十二日目

2016-10-03 05:18:03 | 東北
おはようございます。道中最後の夜も日付が変わる少し前に休み、次に目覚めたのは四時前でした。航行しているのか停泊しているのかも分からない静かな個室のおかげで、短時間とはいえ熟睡できたのは幸いです。前回乗船した五月にはすっかり明るくなっていた八戸港ですが、10月となった今はようやく明るくなってきたばかりです。低い空に薄雲が出ていることもあり、朝日が昇ってくるのはかなり先になるでしょう。
以前は入港前にも入れたと記憶している船内の風呂が夜のみとなっていたため、今回は朝風呂を浴びることができませんでした。しかし、駅へ向かう途中にもう開いている温泉がいくつかあるため、一風呂浴びてから列車に乗ります。
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