日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅in信州 2016 - あいや旅館

2016-04-11 08:38:42 | 甲信越
昨晩は「あいや旅館」の世話になりました。信州での花見に四日を注ぎ込んだ三年前、飛び込みで泊まって以来の再訪です。
呑み屋の選択肢と翌日の行動を考え、初日の泊地を松本にすることは早い段階から決めていました。これに対し、二泊目に関しては松本か伊那の二者択一でした。結果として後者を選んだのは、高遠の夜桜で締めくくる以上、最終日は伊那を中心に活動した方がよかろうという考えがあってのことですが、それとともに決め手となったのが、この宿に再び泊まれることでした。
常々申している通り、宿泊費には金をかけない主義です。とはいえ、泊まるならただ安いだけの宿ではなく、少しでも居心地のよいところを選びたいという考えが年々強くなってきました。そのような考えを持つに至った契機の一つともいえるのがこの宿です。寂れた伊那市街にある個人経営の旅館で、館内はそれなりに古びてはいるものの、和室の居心地は上々で、ささやかながらも心のこもった朝食もありがたく感じられたのを記憶しています。
宿に金をかけないのが大前提であり、その制約下で選ぶ以上、最上級のもてなしが受けられるというわけではありません。しかし、高級店より大衆的な居酒屋を好む自分としては、ここ以上のもてなしを望んではいないというのが本音です。そのような意味で、自分にとってこれ以上の宿はないといっても過言ではありません。一期一会かと思われたこの宿へ、もう一度戻ってこられたことに感謝しています。
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花見の旅in信州 2016 - 三日目

2016-04-11 08:12:09 | 甲信越
就寝中、窓の外から雨音が聞こえてきたような気がしました。まさかと思いつつそのまま眠り、目覚めたところでカーテンを開けると路面が濡れていました。しかし通り雨だったようで、そのときには既に上がっており、先ほどから空も晴れてきました。雨によって空気の汚れが洗い流されたばかりか、青空に大きな雲がいくつも浮かぶ願ってもない条件です。これなら今日も直ちに活動を再開するしかありません。
雲一つない青空だった初日とは一味違うよさがあるだけに、こうなると馬鹿の一つ覚えとはいえ高遠を再訪したくなってきます。しかし、平日だけに一刻を争う状況にはならないでしょう。春日城跡、伊那公園、三峰川の桜並木などに寄りつつ向かい、その間に万一曇ってしまったり、混雑で取りつく島もなくなったりすれば、日中の再訪は見送ってもよかろうと考えています。
それにしても、三時台の出発だった初日に始まり、二日目も三日目も早起きして飛び出す状況が続いています。だからといって活動終了が早くなるわけではなく、長旅から帰った翌朝のような疲労感が全身に押し寄せています。とはいえこの天候下で立ち止まっている場合ではありません。最後まで完全燃焼して締めくくるつもりです。
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