著者:鈴木 祐
Kindleで無料で読めたので読んでみました。
どうだった?
ストレスの原因を思考、栄養、受容の3つの視点からアプローチし、
100個のアプローチ法を伝授してくれるという本。
ストレスは人によって原因も対策も異なる…という諦めの声に
何とか1冊の本で網羅してしまおうという意欲を感じる。
100個もあると逆に雑多に見えてしまい、
どの手段を選択するか決めにくいことがないでもない(特にサプリメントのあたりは)が、個々に合ったものを選んで使ってみればよいのだと思った。
・個人的に役に立ちそうと思った技法
セブンコラム:自動思考キャッチトレーニングの中でも有効な手段とされるリスト。
ストレスを受けたとき、状況、感情、思考、根拠、反証、バランス思考、今の気分の7種を並べて書いてみるという作業。
ストレスの言語化をするということがストレスの耐性を高めるというが、これに関しては言語化できていないストレスが相当あると思っているので、
今年のうちに棚卸しをする予定である。
セカンドパーソン・セルフトーク:自分の行いを第三者の口調で内省する。あなたは暴言を慎んだ方が良い、とか。
ラベリング:自分のストレスの原因を言語化するという行為。
セブンコラムを進めていく中で、"感情"の語彙を考えることでできていくようになるだろう。
・すでに知っていた技法
呼吸全般
・誰におすすめか…
ストレスを内側に溜めがちな人。
この本自体は誰に対しても選択肢を提供している。
しかし、人に愚痴ったり相談する手段に乏しい人が、その中でも心を強く持っていくため有用な情報があるのだと思った。
・作家さんについて
この作家さん、他にも"無"という本を書いている。
※これもKindleで無料です
これまたストレスマネジメント系の内容だったと思うが、
自分に"二の矢"を継がないように、ということを何度か書かれている。
二の矢というのは、何かと自分の身にあった嫌なことを思い出しては
二度も三度も心を参らせてしまう行為に対しての言葉である。
自分は過去のことを思い出して嫌な気持ちになるということが
恐らくかなり高い頻度で起こる方だと思うので、本に書かれた言葉がとても心強く感じるのである。
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