球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

フィンランド旅行 10/12 北極圏を駆けるおっさん

2019-10-12 | 趣味(旅行・娯楽・読書・食)

行路
昨日のオーロラツアーが日付を跨いでいるから北西に道が延びているね。
12日のオーロラツアーは、南東のTahtamalampiというところでした。

今日の予定
・サンタクロース村でトナカイと戯れる。
・姪ちゃんにサンタクローズからのメッセージをプレゼントする
・サンタクロースに会ってくる。
・(北極圏)66' 23線を跨いでくる。
・レストランでトナカイ肉を食べる
・オーロラツアー 2日目
と、盛り沢山。

【サンタクロース村】
名前からするとサンタクロースがどこかに鎮座しているサンタ系テーマパークっぽいが、それに止まらず何故かARABIAやIttala、MARIMEKKOのアウトレットがあるショッピングスペースである。


写真撮影スポットが沢山ある。

また、トナカイへの餌付けや散歩などができるツアーがあり、トナカイと戯れたい人にも魅力的な場所になっている。さらに、Arctic circleという、ここより北は北極圏だぜ!と決められたラインがあり、そういうもの(日本最北端の…とかの踏破系)の記念が大好きな人にとっても功利心をくすぐるものになっている。


結構みんな撮る写真


トナカイの餌となる苔…と、トナカイ。この子を引き連れて散歩させていただきました。
事前に予約は必要。

【本日のサンタ、出勤す】
敷地内にサンタの家があり、あけっぴろげになっているサンタの部屋に向かって並んでいると順番に呼ばれてサンタと会話することができる。ここは写真撮影禁止。
サンタとはフリートークなので、事前に何を話すかを決めておいた方が実のある時間が過ごせるだろう。話題が見つからないからと言って、間違っても好きな食べ物なんかを訊いてはいけない。僕らがそれを聞いたわけではないが。


しょうがないので撮影OKのギリギリラインで写真。

(我々)昨日は天気が悪くてオーロラを見られませんでしたー
(サンタ)場所が悪いんじゃね? 雲の無いところに行けばきっとみられるぜ!
みたいな、その辺の人とするような話になったが、それはそれで面白かった。

あと、どうもサンタは複数人いるようである。他の方の旅行記を見ているとサンタさんは日本語で話しかけてくれたとあったが、今日のサンタさんは日本語がNGの人のようであった。
でも話術には長けていて、結構楽しい時間が過ごせたのは間違いない。
小さい子供がいる方のほうが、サンタさんをぎょっとさせる質問とかできるかもしれないね。

【サンタからのメッセージ】
本日台風19号直撃というタイミングは知りつつ、
それは一切無視して田舎に住む兄に住所を聞いて、小学生の姪にクリスマスにハガキが届くよう発注をした。9€。


クリスマスまで残り73日!アナログだねぇ。

基本リアクションが薄めの兄がとても喜んでくれて、すごくうれしい思い。
姪よ、クリスマスにサンタクロースからお手紙貰ったよって先生に自慢してくれんかね。子供より先生の反応が見たい。子供同士だと、周りとちょっと違うことをするだけでいじめの切っ掛けとか変な事態を招きかねないしね…

【Monte Rosa】
トナカイ肉の食事が旨いとの前評判で、Monte Rosaなるレストランを事前に予約。どこかで聞いたような名前だけど、多分日本のそれとは関係なし。

サーモンスープ、トナカイの肉料理、デザートのセットを頼む。
見た目は以下の感じです。
サーモンスープは日本におけるカレーポジション。"誰が作っても不味くならない"超安牌メニューで、その中でもジャガイモうまし、スープとサーモンもコクがあってうましと各具材のレベルも高く満足。

トナカイの肉料理ヒレ肉は臭みがなく柔らかくて美味。もう一種類のハンバーグ的なものは結構臭みが残っていて好みが分かれる感じだった。野菜がかなりいっぱい入っていて、ここまででも腹いっぱいになった。

デザートは量が少なくて美味しかった!
てかこっちのレストランは結構大量に来るので、トナカイの肉料理の段階でおなか一杯という感じで、デザートまで多かったら結構キツかったはず。

リピートしてもいいなぁというくらいには良かったが、値段も立派。
54€/人+ドリンク だったかな。

【オーロラツアー 2日目】
今日は英語でのオーロラツアー。
どうだったかと言われると…f***ing cloud のせいで今日もオーロラが見られなかったという点では良くなかった。しかし、ツアー全体としては良い所が沢山あってオーロラが見られなかったガッカリを補ってくれた感じ。昨日みたいな徒労感は殆ど感じなかった。
ずっと暗い外にいたため、写真を撮ってなかった…

ツアーの良かったところ
・スタッフさんが場のテンションを下げないように頑張ってくれた!
まぁこの一点のみかもしれないが、これが本当に有難く価値のあるものだった。ノリとしてはこんな感じ。
"オーロラを見ようとするのは、魚釣りと同じようなもんだ。いつ観られるかは誰にも分からない、焦ってもしょうがない。だから粛々と来るのを待つんだよ。とはいえ、じっと待ってては寒いしつまらんから、とりあえず、みんなで焚火でも囲みながらゆっくりオーロラが来るのを待とうじゃないか"
これって素晴らしい心構えで、オーロラを待つ心構えとしてこれ以上のものは無いと思った。オーロラ鑑賞ツアーなるものは決して参加費が安いものではなく、観光に疲れた体に氷点下での深夜の外出を伴うものになるため、経済的にも肉体的にも負担が大きい。それにも関わらず結果が付いてこない(=オーロラが見られない)ものだから、金を無駄にした、せっかくの時間を無駄にした、こんな寒い思いをしているのになんでだ、もう疲れた、などと兎角ネガティブな反応が出やすいツアーでもあると思う。そんな参加者へ、心の置き所をしっかり説明してくれたスタッフさんがナイスであった。

地元?出身のガイドのNikuさんという方と長時間談笑。
日本の話もしたが、ちょっと忘れてしまった。
オーロラは全く見られないながら本当に楽しく、心に余裕のある状態で過ごすことができた。次回のオーロラ挑戦はいつにしようかな。ガイドがNikuさんならまた利用したい今日のツアーだった。

2日連続の深夜の外出で体はすっかり疲れてしまっていて、帰宅してからは部屋のサウナでダラダラして、肩や腰に湿布(トクホン)を貼ってそのまま床に沈み込むようにして一日が終わった。
良い部屋なのにダラダラできる時間が少ないのが残念である。
コメント
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