球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

帰ってきたのか

2005-07-30 | 技術
ばらいろポップ
SINGER SONGER, Cocco, 岸田繁
ビクターエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


図がでかすぎるのがちょっと気に食わないですが…
今日は少しだけ趣味の世界。

2001年に活動を終えていながらも
2003年に僕に衝撃を与え、そして2005年には少し形を変えながら再び僕の前に現れた、coccoという歌手。
今度はリアルタイムで見続けるのか、って思う。

彼女の魅力としては
・命を削った「歌」に対する姿勢
・伸びと力のある声、嫌なクセのない歌い方
でした。

しかし、くるりというバンド(彼らの音楽は聴いたことがありません)
と共に戻ってきた結果誕生した上記のアルバムは、
その2点があまり感じられませんでした。
なんていうか、CDを聴きつつ感じていた切迫感のようなものがなくなっていたと言うのか。

それが良いか悪いかはともかく、スタイルの変化という言い方ができるでしょう。
なんだか、サウンドに背徳感がない。(これはかなり重要なことです。)
そのかわり、明るさがコントラストを高くした雰囲気で浮かんできます。
cocco時代のラストアルバム「サングローズ」とも、雰囲気が違う。
題名どおり、ポップなんですね。

まぁ以上のような感想を持ちつつ何回か聴きなおしています。
何回か聴いていると、最後の3曲あたり、特に終曲の「初花凛々」は上記した
「伸びのある力強い声」が聴けますね。鳥肌もの。
『き、来たな…』って気持ちと共に寒気がします。

今後どういう方向に向かうのか楽しみです。

いや、ただのレビューに終始してしまいました。
やっぱ好きだな、この人。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする