「へルタースケルター」を、ゆうべレイトショーで観ました。
蜷川実花監督、沢尻エリカさん主演。 前評判どおり、すごく面白かった!
一日経ってもまだ、衝撃が残ってる。 今日本屋で、岡崎京子さんの原作漫画買っちゃいましたもん。
漫画もいいけど、映画のほうが面白いかも。こだわりある映像美と、キャスティングの妙と、沢尻エリカさんの、リリコ本人としか思えない熱演により、漫画よりもリアルに、肉感や温度をともなって表現されてた。
レイトショーだからお客さん少なかったけど、エンドロールが終わって客席がざわついてました(笑)
私の近くに座ってた女の子たちは、「すっごいリアルでドキュメンタリー見てるみたいだったね~!」と。
脇の役者さんも深みがあって皆よかったけど、美容外科医役の原田美枝子さんが出番少ないわりに一番怖かったわ。
大森南朋さん演じる検事の、ラストの台詞にちょっと救われました。
美をめぐる芸能界の欲望と悲しみ(?)の物語なのですが、でもこれ、女なら、みんなわかる。共感すると思う。
人間て、見た目やイメージに左右される生き物ですもんね。