
風采の上がらない素朴な音楽家がアメリカいや世界ヘの成功に向け飛び立つ準備は整った。
成層圏を飛び越え”ロケット・マン”になる前のエルトン・ジョンの過小評価された作品。
マッド・マン/エルトン・ジョン Madman Across The Water/Elton John(1971)
ジーンズ生地(デニム)デザインの地味なアルバムジャケットを奇抜な邦題(副題)
『波濤を越える狂人』と帯(オビ)で言い放っていて面白い。この頃レコード会社は
邦題にチカラが入っている。ファンには日本のレコード独自の特典はチョッと嬉しい。
…と言いながら僕のはオビのない輸入盤。…ど、ど、どの口が言う。(汗)
曲目/邦題、コメントをレコードのSideA,B曲順に書き連ねてみる。皆さんよっといで!
A1. Tiny Dancer /可愛いダンサー(マキシンに捧ぐ)
”マキシン”って牧伸二のことじゃないよ・・・念の為。全米41位のスマッシュヒットした
大好きな曲。シングル曲として6:12は時間が長すぎたか。1971年や1972年は遠い昔、
今や、ブルージーンズのいかしたあの娘にも冗談が通じない。あ~ぁやんなちゃった。
A2. Levon/リーヴォンの生涯
リヴォン・ヘルム(ザ・バンド)の名前からも少なからずインスパアされた曲、全米21位。
ポール・バックマスターの荘厳なストリングスアレンジでエルトンの作風が際出った傑作。
ザ・バンドのリヴォン・ヘルムが亡くなった時、この曲が流れたかどうかは僕は知らない。
A3. Razor Face/愛すべき男レーザー・フェイス
眉間に冴える三日月形、天下御免の向こう傷、早乙女主水之介見参『旗本退屈男』の海外版
愛すべき男の歌か『カムカムエブリバディ』NHK連続テレビ小説の主題歌ではありません。
僕は、いまでも時代劇ヒーローの味方です。丹下左膳、鞍馬天狗、桑畑三十郎…etc.
A4. Madman Across The Water/マッドマン
長い曲名には短い邦題。重厚なストリングスがヘヴィーな曲。お蔵入りしたオリジナル・
バージョンはデヴィッド・ボウイの盟友ギタリスト、ミック・ロンソンのギター・ソロを
フューチャーしておりカッコいいぞ。前作『Tumbleweed Connection』(1970)CD化時に
ボーナス曲として収録。オリジナル・バージョンは8:50のLong Ver.でプログレのようだ!
つ、つ、疲れてきた、B面は以下のとおりです。・・・(コメントは、簡略で)
B1. Indian Sunset/黄昏のインディアン・・・(ネイティヴアメリカン側から見た西部劇の大作)
B2. Holiday Inn/ホリデイ・インのやすらぎ・・・(安いモーテルの唄、マンドリンがいい塩梅)
B3. Rotten Peaches/人生とは腐った桃のよう・・・(次作『Honky Château』に繋がるPops)
B4. All The Nasties/偽りの日々・・・(名曲Border Songを拡張したようなゴスペル調の曲)
B5. Goodbye/グッドバイ(すべてはおしまい)・・・(紅茶の美味しい喫茶店白いお皿に~♬)
全9曲、お付き合いありがとう。波濤を越える狂人がお送りした『ブログ英語講座』を
終わります。-The End/おしまい(完)ー 提供はMHK(Moondreams放送協会)でした。
なんでしょう(笑)。博学+ユーモア、恐れ入りました
好きな娘には、ちょっかい出したり、いじわるする子どもの頃と変わらない感情なのかもしれません。
羽生結弦さんが北京オリンピックの北京市内記者会見で「僕の心の中にいる9歳の自分がいて、あいつが跳べってずっと言っていたんです」と表現したのと同じ気持ちです。
”9歳の自分がいて、あいつが書けってずっと言ってたんです!”
その後は頭が禿げ上がって肥満化し、アヒルの被り物などでエキセントリックな姿(吟遊詩人⇒ギンギン奇人)に変化していくのを見て、それまでの彼に抱いていたイメージがガラガラと崩壊してしまい本当に悲しかった・・。
このころ位までのエルトン・ファンの方は繊細な人が多いようで、ロックンローラーに変貌するエルトンを”ユダ”のような言われ方をしますが、ぼくは吟遊詩人もハゲげ散らかしたロックンローラーどちらのエルトンもオーケー・大好きです。
東京の新宿駅前にあり,NHKの「72時間・・・」で、大きく紹介された、中古大型レコード店。
そちらが、この記事のレコード、売るとしたら、お店、いくらで買い取ると思いますか?
10円ですよ
たった、10円です
リアル・・・な、事実です