monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

首夏

2010年04月01日 | 日本古典文学-和歌-夏

花鳥(はなとり)の飽かぬわかれに春暮れて今朝よりむかふ夏山の色(玉葉和歌集)

夏来(き)ぬといふばかりにて遅櫻(おそざくら)散らぬかぎりや春とたのまん(宝治百首)

今日はいとど櫻本(さくらもと)こそゆかしけれ春のかたみに花や残ると(玉葉和歌集)

春をのみ人はしのべばうの花のかげにかくれて夏や来(き)ぬらむ(宝治百首)

わがやどの外面(とのも)に立てる楢(なら)の葉のしげみにすずむ夏は来にけり(新古今和歌集)


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