「畔(あぜ)伝い」という用語は、日本国語大辞典・第二版では拾遺愚草員外(1240年頃)の例を早い用例として載せていますが、100年ほどはさかのぼる用例があります。
田家秋興
山田もるきその伏屋に風吹はあせ傳ひしてうつゝをとなふ
(巻第二百五十四巻・散木奇歌集)
『群書類従・第十五輯(訂正三版)』1987年、21ページ
※上記和歌は日文研HPの和歌データベースでは「~あせつたひして-うつらおとなふ」となっていました。
をやまたは-ゆきけのみつし-ふかけれは-あせつたひにそ-ねせりつみける
(久安百首・実清・704~日文研HPの和歌データベースより)