「二筋(ふたすじ)」という単語には「ふたつのすじ。また、ふたつの方向。二本。」という語釈があり、日本国語大辞典・第二版では平家物語(13c前)からの用例が早い例として載せていますが、もっとさかのぼる用例があります。
うらめしながら恋しき人のもとへつかはしける
ならべたる恨も恋もからくみの二すぢながらぬるる袖かな
(117・頼政集、406)
『新編国歌大鑑 5』1985年、523ページ
「二筋(ふたすじ)」という単語には「ふたつのすじ。また、ふたつの方向。二本。」という語釈があり、日本国語大辞典・第二版では平家物語(13c前)からの用例が早い例として載せていますが、もっとさかのぼる用例があります。
うらめしながら恋しき人のもとへつかはしける
ならべたる恨も恋もからくみの二すぢながらぬるる袖かな
(117・頼政集、406)
『新編国歌大鑑 5』1985年、523ページ