恋衣という語の「恋する人の衣服。」という語釈は、日本国語大辞典・第二版では風雅和歌集(1346-49年頃)の用例が早い用例として挙げられていますが、もっとさかのぼる用例があります。
恋衣重(かさ)ぬるつまもなき物を別れを告(つ)ぐる鳥の声かな
(藤原季経、恋、980)
『和歌文学大系49 正治二年院初度百首』明治書院、2016年、171ページ
かさねしもむかしになりぬ恋衣いまは涙にすみぞめの袖
(問はず語り、巻四、岩波文庫、1968年、222ページ)
恋衣という語の「恋する人の衣服。」という語釈は、日本国語大辞典・第二版では風雅和歌集(1346-49年頃)の用例が早い用例として挙げられていますが、もっとさかのぼる用例があります。
恋衣重(かさ)ぬるつまもなき物を別れを告(つ)ぐる鳥の声かな
(藤原季経、恋、980)
『和歌文学大系49 正治二年院初度百首』明治書院、2016年、171ページ
かさねしもむかしになりぬ恋衣いまは涙にすみぞめの袖
(問はず語り、巻四、岩波文庫、1968年、222ページ)