monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

2009年09月01日 | 日本古典文学-和歌-秋

道のへの小野のゆふぎりたちかへり見てこそゆかめ秋萩の花(新勅撰和歌集)

さを鹿の朝ふす小野のあきはぎを折れぬばかりも置ける露かな(古今和歌六帖)

風吹けば枝もとををにおく露のちるさへをしき秋はぎの花(風雅和歌集)

秋萩を折らでは過ぎじつき草の花すりごろも露にぬるとも(新古今和歌集)

露ながら折らまほしきは有明の月を宿せる秋萩のはな(道灌花月百首)

今朝きつる野原の露に我ぬれぬうつりやしぬる萩が花摺り(後拾遺和歌集)