Tik's little window 

スポーツ観戦&体験記、
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始まりは「キイハンター」ー『千葉流 サムライへの道』

2010-11-12 00:00:00 | KEYHUNTER
「キイハンター」カラー編放送終了から数ヶ月、「キイハンター」という言葉を聞いて「見てた!見てた!」という声に喜んだり、「ああ~、知ってるしってる」という声にニヤニヤしてしまう自分にとって、また一つ嬉しい出来事があった。

 芸能生活50周年記念パーティーを、沢山の仲間と家族と無事終えた千葉ちゃんが、期を同じくして、自伝的著書「千葉流 サムライへの道」発表。中には、「キイハンター」に関する話が、あちらこちらにちりばめられていて、ニヤニヤしながら、何度も読んでしまった。

 アクションの話、尊敬する深作欣二監督の話、ジャパンアクションクラブの話、共演者の話し、「キイハンターの津川啓子」こと野際陽子さんの話、家族の話、ニヤニヤしながら、何度も読んでしまった。

 一部を抜粋してみると・・・

『アメリカ映画みたいな軽さを狙って、「僕が来なかったら、あの世行きよ」とか、オネエ言葉を使ってみたのだが(笑)、これが当初のハードボイルド調ドラマの中で絶妙のアクセントとなり、監督も「いいね!」と乗ってくれた。丹波哲郎さん演じる黒木キャップを「ボス」と呼んだり、谷隼人さんを「ボーヤ」と呼んだのも私のアイデアだが、「姐御」と呼んだ野際陽子との掛け合いでは、お互いにアドリブを連発。その軽快なやり取りが番組のウリのにひとつにもなった。それが縁で結婚にまでいたるのだから、『キイハンター』はまさに、公私ともに私にとって大切な作品となった。

 アクションに磨きがかかったのも、この『キイハンター』であった。風間洋介はタフで軽業師のように身軽という設定なので、もっとも危険な任務が回ってくるが、体操選手としてオリンピックを目指していた私には、それをこなすアクションが求められた。私も自信とプライドがあるので、ほとんどスタントマンなしで行ったが、それが話題を呼び、どんどんエスカレートしていったようだ。』

 もっともっと紹介したいが、それは実際本を手にとって、読んでほしい。

 「キイハンター」に出会い、仲間とのチームワーク、躍動する身体アクションの楽しさ、危機を気合と余裕でやり過ごす心意気など、多感な少年少女時期に、沢山のものをもらって育った自分。風間洋介の頃からずっと変わらぬ夢見る千葉ちゃんに出会える自伝本には、流石に反省することもいっぱいのようだが、それでも夢を見るパワーは変わらない!いや実現しようとするパワーと共に、さらに大きくなっている、感じが伝わってきた。

 自分も歳を重ねる度に夢が増えていく!?
叶えられる夢がどのくらいあるかはわからないが、チャレンジ心を常に心に、愛とディスカバリーと、しんどい時もウィンクできる風間君的余裕を持って、千葉ちゃんの後を追いかけて行きたい。

 誰も信じてくれなくても自分だけは、自分の事を信じて、そして、自分を裏切る事なく。

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流れる『汗』こそ、アクションドラマの魅力

2010-07-30 00:00:00 | KEYHUNTER
キイハンターファン、千葉ちゃんアクションファン、の集まったオフ会で、「キイハンター」のアクションシーンも見ながらの話し。

 「もうそろそろアクションドラマが、作られても良いじゃないか?」

 「見てくれる視聴者はいるかな?」

 「若い動けるイケメンを使えば、絶対見てくれるのでは?!」

 「『ニューキイハンター』の映画化企画は、丹波ボスがなくなられて、消えてしまったようで、とても残念。」

 「『キイハンター』は、今でも使える設定!是非!!見てみたい!!!」

 『キイハンターDVDーBOX』のモノクロ編、カラー編は何度見ても、
引き込まれてしまう。

 迫力のシーン、スピーディーな展開、そして、手に汗握るアクション魅力的な役者の表情、決して今のドラマの出来が悪いわけではないのだが、何かワクワク感が沸いてこないのは、歳のせいだけではないだろう。

 それは何が違うのか・・・・????

 単純に言って『汗』!

 皆で、話し合い労力を惜しまず、時間をかけて録るシーンには、その思いが詰まって、見るものにも必ず伝わってくる。それは汗の臭いであったり、胸が熱くなるほどの思いであったり。

 先日見たBS2ジャッキー・チェン映画特集、何度も見た懐かしい作品、ジャッキーの渾身のアクション&スタントに、じっと見入ってしまった。監督、脚本、殺陣師などを自らこなし、今のCGを使ったジャッキー作品の3倍のパワーが詰まっている感じ。

 そして、続くブルース・リー映画特集でも、ブルース・リーの練って練って作られたアクションシーンと、研ぎ澄まされたような身のこなしと、渾身の表情にCGには無い魅力を感じた。

 今、新たな魅力あるアクションドラマを作ろうとするならば、やはり、汗が滲んだ躍動する身体が映っているシーンが見たいと思う。
 
 空手・カンフーのアクションにこだわらず、殴り合いのシーンでも、同じ!その昔、「キイハンター」の格闘にワクワクしたような、役者同士のぶつかり合いは外せない!!

 今では許可されない撮影、スタントシーンは、CGにならざるを得ないだろう。しかし、ブルーシート、グリーンスクリーンの前で演じる役者の表情、身体の躍動する姿は、CGに負けるとも劣らない迫真のそれでなくてはならないと、強く思う。

 以前、千葉ちゃんが久々に、自ら転がりほこりまみれ汗まみれになって演じてくれた『マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝』の舞台挨拶でメッセージが紹介された。
 
「迫力のあるCGシーンが作られる中で、それに負けない演技、迫真の表情を見せられる役者がまだ少ない気がする。もっと、もっと、役者自身も、自らの演技を磨いて行かなくては無くてはならないと感じている。」というような、言葉だったと思う。わられらが千葉ちゃんの言葉に、うんうんと頷いていた。

 「キイハンター」を見ながら、新しい「キイハンター」のアクションシーンを、思い描いている自分。千葉ちゃんと同じように、決して夢は諦めていない!!誰がいつやるかはわからないけれど・・・・

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