2~3日前に外出許可を貰って外出できた義母が
なんと、義父のお通夜の直前に・・・・。
お通夜が始まる1時間半ほど前に私の携帯が鳴りました。
病院から・・・
なんとなく嫌な予感が・・・・。
「すぐに来てください」
そう言われて、喪主の夫は置いて
長男ボン平と病院に駆けつけると、
院長先生から
「心臓がだいぶ弱ってるみたいで、2度ほど止まりかけてます」
血栓が肺と心臓と脳に飛んでしまった義母は
脳梗塞を起こし、肺に水がたまり呼吸が困難になり、
心不全を起こしてしまったんですね。
血液検査の数値も悪く、ある意味覚悟もしなくてはならないような状態でした。
ICUで意識なく横たわる義母を見て
「ああ~、お義父さんたら、お義母さんを連れて行こうとしてるの~?アンデ~!!」
その声が聞こえたかどうかはわかりませんが、
お通夜が終わるころ一旦は持ち直し、
容態が少し良くなり、
一度戻ってよいといわれ、私は式場へ戻りました。
それから1週間は呼吸が不安定だったので、
ICUで気管挿管されて
絶食させられるも、意識は戻りました。
でも、意識がもうろうとしてる中、たくさんの夢を見ていたようで
おかしなことも結構口走ったりしていました。
義父の葬儀のちょうど1週間後の日曜日の朝、
病院からまた呼び出しの電話が・・・・。
「脳梗塞を起こしたところから、脳出血を起こしています」
脳梗塞を起こすということは血がどろどろで血栓ができてしまったために、
血をさらさらにする薬を使うとのことですが、
しかしそれが仇になって出血しやすくもなってしまうとのこと。
明日検査をして、治療法を決めると言われたのですが、
次の日また緊急に病院から電話があり、
「うちの病院では手に負えないので、
高度救急救命センターのある、日本医大に転院します」
急いで病院にかけつけ、義母は救急車で搬送されることになりました。
救急車に乗るときに義母は不安そうな顔で一緒に乗り込んだ私に
「お父さんは??」
と聞いてきました。
お義父さんはもう亡くなったじゃない!
心の中でそう思いましたが、
「後から車で来るよ」
そう言うと安心したように目をつむりました。
意識が戻っていても頭の中はいろいろ混乱しているようでした。
病院を移ったときに、
そこの医師からいろいろと説明があり、
「かなり悪い状態で、肺にも相当水がたまっているし、
退院もいつできるかもわからないし、普通の生活ができるようになるのは難しいかもしれません、歩けるようにならないかも・・・」
最初はICUの大部屋に入れられ、
すぐにICUの中の個室に移されました。
相当悪いのか・・・・。
そう思ってましたが、
その後驚くほど早く義母は回復したんです。
前の病院で肺にたまった水をからだの外に出す薬を点滴されてましたが、
水はなかなかなくならなかったのが、
日本医大では、直接肺に管を通して水を抜くという
荒療治ともいえるべき処置をしてもらい、
肺に溜まって心臓を圧迫していた水が抜けて、呼吸も楽になり
2~3日後には
車椅子に座ってテレビを見ていられるように・・・・。
そのうち、準ICUのような病室に移動になり、
自分で病院食を食べられるようになり、
更に歩行練習まで・・・・。
そして、「一般病棟でも大丈夫なので、元の病院に返します」と言われてしまい・・・
(正直、この病院で治るまで入院させたいと思ってたんですけど無理でした)
元の病院に戻ってから、
リハビリを受け、義父が亡くなってから3週間後に無事退院して
家に戻ってくることができました。
それから、マンションを快適に暮らせるようリフォームして今では
脳梗塞の後遺症もなく普通に1人暮らしをしています。
てっきり寝たきりか、良くて車椅子の生活になってしまうだろうと思っていたのに・・・・。
倒れる前まで通っていたスイミングにもまた通う!!と元気にしています。
しかし、義母の退院が決まる少し前に
またもや良くない知らせが・・・・・
それはまた次回。