OLYMPUS のネオ一眼カメラSTYLUS SP-820UZには撮影モードの一つとして「マジックフィルター」があります。
同社一眼カメラの「アートフィルター」のコンデジ版がコンセプトだと思うのですが「ポップ(ポップアート)」「ミニチュア(ジオラマ)」「ドラマチック(ドラマチックトーン)」(カッコ内がアートフィルター名)など、ほぼ同じ表現のフィルタもありますが、マジックフィルターにしかないフィルタも存在します。
その最たる例がタイトル画像にもある「ロック」フィルタです。
JR川崎駅前のロータリーを撮影したのですが、もうピンクとブラックの2色のみで構成されグラデーションもディザ処理のように見せる、といったかなり振り切ったコンセプトで説明がなければ「これナニ?」レベルの写真、いや写真と言っていいものかどうかもわかりませんが。
でも強烈な個性を出すことができます。
今回はこの「ロック」で攻めてみようと思います。
こちらは川崎駅の歩道橋から駅に向かってやってくる車を撮影しました。大きく写した信号機がいいアクセントになるかと思いましたが、ロックフィルタの前では飾りにもならず、逆に車のディティールのが強く表現されました。
羽田空港第二ターミナルから全日空の旅客機を撮影してみました。さすがのロックフィルタもこの被写体においては何を写しているかわかります。
こちらも羽田空港第二ターミナルからの撮影です。第二ターミナルの象徴的ともいえるエレベータの「床面」を撮影ポイントとして選びました。
ベンツで有名なメルセデスのコレクションショップ「Mercedes me Tokyo HANEDA」を示す文字ですが、カッコ良く決まったと思います。
こうしてロックフィルタの写真(?)を複数並べて見るとまた面白いものです。
ちょっと新聞的に見えるのは私だけでしょうか。
クセがありすぎてもう写真といえる境界を越えている表現ですが、こーいう過激なフィルタを使いこなせれば格好いいなと思いました。
※なお現行のOM SYSTEMのカメラではマジックフィルターは2014年頃の製品を最後に廃版となっております。悲しい。。。