7~8年前
爺の友達が中国旅行
彼の土産話はずばり「女」
爺の下半身はうずいた
その内容は公表できない

その彼が
しこたま話した女の自慢話
くやしがる爺に
最後にこう話をした
「中国の輸入野菜
これは食べられないぞ」
当時は衝撃的な発言
農家出身の彼の話によると
訪れた農家の納屋に
無造作に転がる農薬の缶
日本では
何年も前に禁止されたもの
驚いて訊ねると
中国の農民はこう言ったそうな
日本の商社は
野菜が虫に食われたり
真っ直ぐでなかったら
買ってくれない
だからこの農薬を使うのだ
自分達が食べる畑は別にある
彼のこの話を聞いた後
数年して中国産ねぎの問題
彼の話が正しかったことが
証明された
爺の行動もすばやかった
中国産
そう銘打つものは買わない
そう爺だけは...

問題は買い物担当の妻
彼女はそんなことにこだわらない
今までビンゴの品は数多い
そして冷凍ぎょうざ事件
そんな細かいことをと
無視続ける妻に
爺の主張の正しさを証明
そんな妻が
今買い物から戻りました
冷蔵庫に入れながら
生産地のチェック
今日の今日だからまさか

最初に手にとった
アスパラガスの缶詰
いきなりの「中国産」
大当たり

妻に問うと
缶詰だったらいいんじゃな~い
軽く一蹴された
う~む
かえって危ない気がするのだが
捨てるにはもったいない値段
危険性を主張してるだけに
妻だけに出すと
その魂胆がばればれだし...
妻の保険を増額してないし...
小物の爺は
その扱いに悩んでいるのです
爺夫婦の中国問題
これはまだ解決しない
