連休の
日曜日ではない日の
夫婦でのお出かけは
めったにない
大袈裟に言えば
通る通りの風景が違ってた
日曜日に行く店は
看板の灯が消えてて
通りもさびしい
そんな中
5、6年前によく行ってたお店
割烹Kの灯りが目に飛び込む
妻と目と目が合い
言葉を発することなく決定
ただ
その数軒手前の呉服屋さん
そこで妻がつかまった
仕方なく
「先に行ってるよ」
そういい残して暖簾をくぐった
奥の座敷に数名の客のみ
爺より年配の方々が
お鍋をつついていた
カウンターにすわり
余りのご無沙汰で
暫しぎこちなかったが
生を数杯飲むうちに
5、6年前にタイムスリップ
お互いの近況で盛り上がった
語りに夢中になり
ろくに当ても食べずに
杯を重ねた生ビール
これがまた
祭日の夫婦でのお出かけ
という
めったにないことから始まり
めったにないことへの
オンパレードへ
その序章でもあったのです
妻が登場したときには
爺は結構
酔っ払っちゃってたのです
いつもは爺は妻の監視役
無口とまでは言わないが
それ相応の飲みっぷり
ところがところが
一人で行くスナックモード
とでも言いましょうか
お姉ちゃんの笑いを取るべく
ボケはもちろん
ツツコミ
あげくは
ノリ突っ込み
妻には見せたくない
ついつい
そんなモードに入ったの…
妻は初めて見る爺の姿に
ただただアゼン
主導権は爺の手に
めったにないチャンスに
こうなりゃ
妻をも笑わせてやろうと
爺のエンジン全開
場はまさに爺の独壇場
「あなたっておしゃべなのね」
ついにそんなお言葉を頂戴
まさに名誉の序盤となりました
ある食品メーカーの
商品開発部責任者Aさん
彼の新商品完成までを
密着取材
新商品開発までの秘話
見るも涙、語るも涙的
おなじみのドキュメンタリー
新商品はカップラーメン
緊迫した役員室
勢ぞろいした経営者達が
出来上がったばかりの
ラーメンをすする
いよいよクライマックス
緊張の一瞬
社長の鶴の一声
「合格」
ほっとしたA氏の
うれしそうな顔がアップ
妻が珍しく無言で見入ってる
深く感動してるらしい
しかし
今日の爺は吠えます
シャチョウサン
シャチョウサン
カップラーメンぐらいは
自分で作りなさいよ
そしたら
やたら強い外装フィルム…
妙にくっついてるフタ…
そしてそして
粉スープ…
はさみで切っても
切れ端から
粉がパラパラ落ちる
手でも切ろうものなら
ばらまく事多々あり
極めつけは
液体スープ…
最後まで絞れば
必ず指先にそれが付く
部下が
出来上がりを持ってくるから
社長はそんなことわからない
わが妻のように…
スリッパの上に
パラパラと落ちた粉スープ
これは払えばよい
指先に付いた液体スープ
それがそれが
パジャマの
パンツについたとしたら...
洗濯機に入れようとして
妻がご入場してきたら...
「おもらししたの?」
屈辱的言葉を投げかけられ
思わず反論しそうになった
でも良く考えると
そんなものが付いたと言えば
それはそれで
ドジ、不器用と吹聴されるだけ
世間に3日で伝わる
何をおっしゃるお豚さん
これからあなた様と一戦を...
そういえる体力はもちろんない
パンツを脱いだ理由
仕方なく
この寒空
シャワーを
浴びる羽目になったこと…
シャチョウサン
シャチョウサン
アンタはご存知ですか?
余り語りたくは~
なかったのだが…

忘れもしない今月12日
「パパ」と呼ばれて
振り向くと
眉間にシワ

右手に何やら郵便物
怒ってるその人は
もちろんモこ助ではない
妻である

N〇Tド〇モからの郵便物
いつもと違ってちょっと赤色
一瞥して状況がわかった
携帯料金の残高不足による
口座引き落とし不能
それに伴う請求書である
即刻振り込め
...でないと電話止めます
言い訳するわけではないが
この口座
普段に使ってる口座ではなく
入金は
気ままにとめての入金
そして今回の事態
妻の冷たい視線を背中に
即刻コンビニに直行
この件は一件落着
そう思ってたのですが…

忘れもしない15日
「あなた」

「パパ」でもなく
もちろん「ママ」でもない
よそよそしい「あなた」とくりゃ~
これはもう妻の怒ったとき

右手にはまた郵便物
N〇Tド〇モからの再請求
「あなた本当に振り込んだの?」

そう問う妻に
「オイオイ」
「なんていうことを言うのだ」
「こんな正直者の爺に」
「確かに
墓場まで持っていくファイル
数万件」
「でもそれ以外は
ちゃんと
話してきたじゃないか?」
そう反論するつもりだったが
ここは我慢
部屋へ引き返し
妻の目の前に領収書
「この紋所が目に入らぬか」
妻の言葉はそっけなかった
「ならいいの」
爺の気持ちは
「なら良くない」
文面を見て怒り沸騰
11日までに
振込みがございませんでした
このままだと止めますよ
とのこと
オイオイ
12日に請求が来て
即効その日に入金
爺に
これ以上のこと
何が出来るのかい?
それを15日に督促状だぜ
払い済みの人に対して
それにしてももったいない
それらの督促経費
テレビで白い犬が吠えてる
そろそろこっちにしたらと

木枯らし吹き荒れる中
{寒~い」「寒~い」「寒~い」
巷の
かわいい娘も
そうでない子も
身を震わせながら連呼してる
爺も全く イェス アイ ドゥ
...なのだが
ふと見ると
下はミニスカート
なんじゃそれ
寒かったらパンツにしたら
思わず口に出そう
すかさず
もう一人の爺がささやく
ほんとにホントニ
みんなパンツ姿でいいのかい?
う~む
男心はと言おうか
爺心はいつもいつもビミョウ
数日前から
店のPCと爺のPC
仲たがいしてしまった
それはいつも突然に起こり
こちょこちょといらってたら
突然復帰する
まるで男女の仲
ご機嫌悪い女子を
こちょこちょいらってたら
ご機嫌回復
そんな感じ
男女の場合は
どのこちょこちょが効いたのか
それとなくわかるが
このPCの場合
復帰すれども
どのこちょこちょが効いたのか
さっぱりわからなかった
この繰り返しに
ついに爺は
その徹底追及を試みたのです
残り少ない
貴重な時間を費やして…
一つずつ塗りつぶしていく
爺のもっとも得意ワールド
その一つとして
抜き差し好きのムスコを持つ
爺としては
USB型子機を
一度抜き差ししてみる
こんな単純作業をやりました
ところが…
なんとつながったのです
でも残念ながら
その前に
他のこちょこちょもしています
犯人はお前だとの確信はなし
それを確かめるのは
次回つながらなくなったときまで
待つしかない
今はつながったことに乾杯
なのです
だけどだけど…
もし、もしも…
次回不調時に
抜き差しだけで直ったら
今までの不調時の
貴重な時間の浪費
これがなんとも惨め
これで直って欲しいような
欲しくないような
爺の気持ちは
スカートと同じく
今実にビミョウなのです
服の上からの撮影でも
迷惑防止条例違反になる
そんな判例が確定した
自衛官が
ズボンをはいた女性の尻を
隠し撮りしたらしい
どうせ捕まるのなら
スカートの中にして欲しかった
よく報じられる
スカートの中の盗撮
先生あり~の
坊主あり~の
なんと
警官や裁判官など
妻があきれて非難ゴウゴウ
「あなたは絶対にやられない」
間髪いれずに爺の無言のツッコミ
実際口に出た言葉は
「考えられない」
そう妻に同調した
神様ごめんなさい
爺はまたもウソをつきました
もし池から神様が出てきて
右手には金の斧
左手には盗撮用のカメラ
そのカメラは
盗撮が絶対ばれない代物
そう神様保証
しかも自動年齢選別付
どちらが欲しい?
そう聞かれたら
爺は迷わずカメラが欲しい
そう言います
爺は金の亡者ではない
そうタンカをきって…
女性の方に提言
スカート内盗撮をなくす方法
実効ある手立ては
一番はスカート着用の禁止
それが出来なければ
逆にスカート内盗撮の解禁
解禁すれば
カメラはもちろんのこと
盗撮用下着も販売され
経済効果も期待される
確かに盗撮は増えるでしょう
でも飽きてすぐに激減
間違いない
一歩突っ込んで
スカートめくり解禁
そんな度量がある女性達が
出現することを願ってやまない
我が愛猫モこ助は
妻もうらやむ快食快便
爺がビビッテル時のアレぐらい
つまりいつものときの…
そんな大きさのを2個、3個
毎日
その後が忙しい
シャッシャカ、シャッシャカ
猫砂を一心不乱にかく
ご苦労さん
これは猫の習性だから
仕方がない
未だにわからないのが
大をし終えた時
いつものようにシャカシャカ
その後がすごい
まるで100メートル走のように
ドドドット走る音
見事に出窓へジャンプ
何か雄たけびを上げ
目はランランと光ってる
快便がとてもうれしいらしい
昨日も見事な疾走で
手についた猫砂数粒を
見事に妻のコップにドロップイン
そんな離れ業を披露しました
喜んでばかりはいられません
爺もこの程度は何回もあり
極めつけは数年前
モこ助のため
寝室のドアを開けて寝ていた頃
ウトウトしていた爺
その額に突然激痛が…
頭の上の出窓で
何やらモこ助がないてる
何が起こったのか...
しばらくはわからず
額をぬぐう手に血がべっとりと…
当時は
わからなかった彼の奇行
出窓に出たかったモこ助
爺の頭を踏み台にして...
苦々しくは思っても
許していたのですが
その手が
大をした直後の手…
間違いなく
シャカシャカで生に触れてる手…
それがわかって愕然
そのドアはモこ助にとって
開かずの扉になりました
その代償は大きく
開けて欲しいと引掻くツメ傷で
ドアの周りは悲惨な状況
だけど未だに少し痛む傷
かわいそうだが開けません
この行動は何だろう?
そう考えていたら
思い当たることあり
便秘で苦しむわが妻
ドドドって走りよってきて
「出た~」の雄たけび
その上
「見て見て」の連呼
相当の量らしい
流してないのかい
そう突っ込んで無視する爺
これって
どこかで見た光景
そうです
妻はとら年生まれなのです
すきま風吹き抜ける我が家
爺が入浴中に妻が乱入
なんと素っ裸で
風呂場を追い出された爺
ちょっとせきが出てきた
ゴホンゴホン
妻のその仕打ちは冷酷無情
ストレスがたまる日々
電気を消して
バスタブの中で静かに瞑想中
その姿を見て勝手に驚いた妻
爺に何の落ち度があるのか?
ご機嫌な妻の鼻歌が聞こえる
歯ブラシでコップをたたいてやった
鐘1つ
不思議なもので
妻との確執が続く今日この頃
モこ助との関係は良好になってきた
以前彼が
彼女のスリッパにゲロして以来
お互いを認め合う仲
爺のひざの上でスヤスヤと寝る
そんな間柄になってきた
もっともこれは
親密度と言うより寒さ
この影響が大なのだが…
この瞬間誰を愛してますか?
そう聞かれたら
即座にモこ助
そう自信を持って答える
ギュッと抱きしめたい気分
好きなもの
なんでも買ってやりたい気分
爺たちの食事が終わり
妻にデザートのヨーグルト
爺は食器の片づけ中
そんな中その事件は起こった
モこ助が猫トイレで
しきりに引掻いている
小のときも大のときも
問題はそれが大のとき
快便がうれしいのか
一目散に出窓まで突っ走る
そのジャンプ台に食卓がある
何回もやられてるので
我々は日々警戒を怠らない
神様は爺を見捨てない
ビデオのからくりテレビ
妻は面白くて高笑い
彼女の神経はそちらの方へ
ドドドドっと走りよってくる足音
彼女の横を猛スピードですり抜け
無事出窓へ着地
うれしそうに「みゃ~ん」となく
物理的衝突はなかったので
妻は苦笑い
数秒後にはそれが悲鳴に
妻専用のお取り寄せの
デンマークヨーグルト
真っ白の中に
何か小粒なものが数粒
まるでトッピンクしたように…
それはあの猫砂
手足についたのが飛んだらしい
妻は
「まあ~モこ助ちゃんたら」
茫然自失
爺は悲しそうな目で
ご同情のポーズ
これはとても大事なこと
もし笑おうものなら
とばっちりは全て爺の身に
ただ一つ不満なのは
爺がしたら厳罰
モこ助だったらお咎めなし
この不公平感だけドス

おふざけは決して許さへんえ
妻にはウッィト、ジョークなど
一切通用はしない
ゆえに
「冗談やん」
...って言う弁明は無視される
だからといって
何もしないと言うのは
ノーティ爺(いたずら爺)の
沽券にかかわる
日々グッドアイデアが浮かび
厳選されたものが
実行に移される
だが爺名人に言わせると
大事なのは旬である
例えば爺の最高傑作
ウンチ偽装
粘土で作ったモこ助風のウンチ
それを彼女の
キーボードの上に
ただ置いただけ
爺にはなんと単純ないたずら
でもその数日前
爺のキーボードにモこ助がゲロ
それを腹を抱えて笑ってた妻
そんな背景があるからこその
このいたずらの醍醐味
今でもそれを見たときの
彼女の悲鳴が耳に残る
最近の傑作は
水も滴るいい女事件
その数日前
お客が酔ってトイレに入る
出てきたときは水浸し
酔って貯水槽のフタをづらして
排水したため
水が天井まで飛び
冠水したもの
お気の毒な事ではありますが
その客が帰ると
こらえていた妻の馬鹿笑い
それから数日後
妻がトイレに行きそうなとき
さっと入って
ふたをずらしたとしたら
いったいどうなるのでしょうか?
思う壺とはこのこと
だが余りの成功に
爺が仕掛けたことを告白
お陰でこっぴどく叱られましたが
まだまだお釣りがきます
そして日曜日の夕方
いつものように
お風呂の準備完了
爺は爺の部屋に電気を点ける
さも爺が部屋にいるかのように
そして一方
電気を消した風呂場の湯船で
息を凝らして隠れてました
案の定能天気に
鼻歌交じりで服を脱ぎ
スッポンポンで入ってきて
湯船の爺と目が会っちゃった
ここ数日さすが11月ちゃん
そう思わす冷え込み
とりわけ
日曜日の夜は冷え込んでいた
入ってる爺を見て
いゃ~ねっていって
脱衣所に戻る姿を予想していたが
いゃ~ねって言ったのは爺
非情にも
爺が風呂場から追放されました
スッポンポンで
モこ助が近くに寄ってきて
みゃ~んみゃ~んとなく声が
おみゃはんのちいさい
..って聞こえました
交通事故の死亡記事が
新聞の一面にデカデカと…
遠い昔の話である
いまや殺人事件
これすらも
単純殺人では数行程度
親が子を…
子が親を…
夫が妻を…
妻が夫を…
ほぼ毎日どこかでおきている
我が家はと見れば
幸いかな?
妻の首はド太い
首を絞めるにも
どうしていいかわからない
同じものを食べて
爺が下痢して苦しんでも
妻は平気の平左
おそらく薬物はムリ
刃物で刺そうにも
怒り狂った妻のケリ
これで
爺が先にダウンするだろう
もし偶然に遂行できても
爺のこの顔から
極悪非道な旦那として
報じられるに違いない
どこかのだれかのように…
そのためにもこのブログに
情状酌量を期待する
逆はと言えば
爺のモットーは専守防衛
17インチから14インチへ
こんなの当たり前
毎日の食事づくり
こんなのもちろんのこと
妻の眉間にシワよれば
危うきに近寄らず
率先しての
肩もみやジュースのパシリ
日々の努力は惜しまない
不幸にして
結婚を決意した花婿に問う
誰かに
「〇〇して」って頼んでるとき
側にいる妻に
ねぇ~そうだよね
って相づちを求めたとき
「いいえ□□の方がいい」
そう言われたとき
瞬時に
「そうそうだよ□□だよ」
そう言い直せられるか?
いつ振り返ってもいいように
顔は笑顔で
彼女の背中に馬事雑言を
声なき声として
浴びせられるのか?
そんな技量がなければ
結婚はあきらめた方がいい
こんな爺も心配はただ一つ
爺の高額な生命保険
もし爺のブログが突然止まり
最近金回りが良くなった
小太りの
着物を着たおばさんがいたら
ひょっとしたら
爺の妻かもしれない
自慢の長いパソコンライフ
その中でもモニターの故障
それは初体験
液晶モニターの低価格化
選択は買い替えしかない
代替品はあるものの
17インチを使い慣れてる妻
14インチでは早晩ムリ
そう思ってWEB検索
19インチで2万円代
後はどのメーカを選ぶか
そこまで煮詰まってる時
妻が爺の部屋に入ってきた
「ちっちゃい」「ちっちゃい」
爺の一番嫌いな言葉連発
思わず
前を押さえようとしたとき
「パパのモニター私のと同じ?」
そうぬかした
爺のは17インチ
知って語ってる妻の意図は明白
この言葉で
爺の進む道は思わぬ方向へ
妻には
爺の17インチのモニタが…
そして爺には憧れの
14インチモニターが…
クソ~
デスクトップのアイコンが
妙に大きくなって
このトレードを祝ってくれた
考えてもなかったこのトレード
考えようによっては
これでめでたく一件落着
まさに
身を捨ててこそ浮かぶ瀬あり
おまけに2万円が浮きました
そして妻に言葉を贈りたい
「あわてる乞食はもらいが少ない」