妻は平日型
爺は休日型
病気になってしまう日は
二つの型がある
例えば
妻は先月大阪へ一人旅
水曜日から風邪を引き
どうなるかと思いきや
当日の日曜日には
元気で出かけていった
つまり平日型
爺は子供の頃から休日型
平日はほとんど病気をしない
だから学校も欠席することはない
欠席する友がうらやましかった
ところが日曜日
当然遊びのプラン満載
そんな時にかぎって病気になる
行けなくて悔しい思いをした
そして土曜日
歯が自然にガチガチ
体は悪寒でブルブル
まるで人間バイブ
これをアレに生かせないか
もちろんそんな余裕なし
多分熱も38度を超えてるだろう
爺はこんなとき熱を測らない
多分あるのと違う?
っていうファジィーさが
気力を持たせる
実際に数字を見れば
とたんにヘナヘナとなる
悪寒、悪夢、関節の痛み
1日苦しんだ日曜日
さすがの爺も長期戦を覚悟
そして今日月曜日
いつものようにいつものごとく
熱が下がり
仕事は出来る状態に...
関節の痛みはあるものの
どってことはない
熱さえなければ楽勝である
早く治った原因は二つある
その一つは
料理の腕を持ってるのに
こんな時の妻は
その腕をふるわない
そこらにあるもので済ます
それを見てる爺
早く治さなくっちゃ~
妻に料理を作らなくっちゃ~
この一心が
早く治る秘訣かもしれない
二つ目は
人様からいただいた津軽りんご
妻に内緒で丸々一個
いただきました
熱があるのに
そのおいしさは格別
今迄で一番おいしいリンゴ
その評価は決して妻には言えない
さっそく似たようなリンゴを
探しに行かなければならない