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爺の遠吠え

思いつくままに
 遠吠えできたらいいなぁ~

「綾鷹」敗れたり

2007-12-13 | Weblog


「あ~ら」
「パパのは高いんだぁ~」
「それおいしい?」
変にやさしく
変に丁寧な言葉に
ぞくぞく ぞくぞく
「綾鷹」を持つ手が震える

なんであの時
「伊右衛門」にしなかったのか
後悔してももう遅い

「それほどおいしくない」
こんな時の弁解は逆効果
さらっと返事

爺的に
妻のご機嫌の判断材料
それは2つある
長年の考察によるもの
もちろん
ボケナスなどいった時
つりあがる眉
眉間のしわ
そんなレベルなら
だれでもわかる

そうじゃなく問題なのは
怒りを押さえてるかも?
っていう状況
そうちょうど
このお茶騒動の時のように

妻は爺より先に家に帰る
片付けなど終わって
遅れて帰宅すると
モコのお出迎え
疲れがぶっ飛ぶ

そして妻の
お帰りなさいの言葉
妻が部屋から出てきて
そう言う
時は問題はない
だが
自分の部屋の中からだと
ちょっとあやしい

部屋から出てくる妻
第一段階クリア

問題なのは爺の枕カバー
枕カバー代用のバスタオル
毎日それを変えてくれる妻
交換なしは妻がご機嫌斜め
そんな時はそのまま寝る
交換なんて自分で出来るが
それをすると彼女の神経を
逆撫でしそうで怖い
前日のヨダレはやむなし

さてさて今日は....?
恐る恐るドアを開ける爺

キャイ~ン
そこにはむきだしの枕
バスタオルが取り外されてる
いまだかってないバージョン
今夜は枕カバーなしで
寝なければならないのか?
愕然とする爺

そこへ妻がバスタオルを手に
鼻歌交じりで入ってきた
ひょっとして夜のお勤め?
更に愕然とする爺に
「チンした方がいいかも...」
リアルなお言葉
これは決定的かも?

そうあきらめる爺に
「おいしいかな?」

そしてピンと来た
我がビルに入ってる居酒屋さん
今日から焼き芋をはじめました
そうあいさつに来られた
店頭で焼くという
ならば大家としては
買わずにはいられない
妻はそれを買ってたのです
食後でおなかがいっぱいで
家に持ち帰っていたもの
爺はすっかり忘れていたが
妻の頭の中は
もうそれでいっぱいの模様

牛乳を温め
やきいもも温め
これで夫婦の心も温まった1日
めでたしめでたし