「ライラの冒険 黄金の羅針盤」３月１０日movix京都にて鑑賞。
満足度６５％、オススメ度６５％
＜序＞
私は動物嫌いだし、主人公が１２歳ということからも子供向きだろうし、
指輪物語も３つとも見たけどいまいち感があるし・・・。でも、役者がいいです。
ニコール・キッドマン作品はもともとできるだけ見るようにしているし、
００７カジノ・ロワイヤルで、ラブラブだったダニエル・グレイグと
エバ・グリーンもでているとなれば、ここは行くしかないでしょう。
＜ストーリー gooから引用・要約＞
我々の暮らす世界とは似て非なるパラレルワールドの英国・オックスフォード。
学寮で育てられた孤児のライラは、ダイモン（分身・魂）のパンタライモンや
親友ロジャーらと共に、騒がしい日々を送っていた。しかし街では次々と子どもが
連れ去られる事件が発生、親友ロジャーも姿を消してしまう。そしてライラ自身も
コールター夫人に連れられ学寮から旅立つことに。旅立ちの日、彼女は学寮長から
黄金色の真理計を手渡される。
＜感想＞
ファンタジーならではの設定というか世界観の紹介で１本終わってしまった
との感あり。お話の内容が少し寂しかったです。でも、お金をかけているだけの
ことはあり、映像はきれいだし、豪華キャストだし、今後の展開に期待したい
ところです。
まず、序盤で圧倒されたのは、コールター夫人（ニコール・キッドマン）の
登場シーン。学長との大広間での会食の場という設定。紳士が着席している
２列のテーブルの間のかなり広いピカピカに磨かれた床の上を、ゆっくりと
歩いてゆく後姿、腰から上のショット。金のラメが入った半透明のやわらかな
布のためか、この映画で一番ウエストが細く見えるシーンでもあります。
顔が見える前から、ただものではないぞという雰囲気、適度に品があり、
官能的でもあり、そして怪しげ。原作者がニコール・キッドマンを想定して
書いたというだけあってキマリすぎ。予告編によってはそのシーンが
でてくるのですが、パソコンでみてもあまり気にとめませんでした。でも、
映画館ではビンビンつたわってきまして、やっぱり映画館に来てよかった
と思いました。
次にこの物語を興味深いものにしているのが、ダイモンと呼ばれる一心同体の
守護精霊。人間はみんなひとつづ連れていて、みためは動物、本人とお話も
するのですが、私はダイモンを「魂」のように受け取りました。そしてこの魂を、
目に見える形にしたことで、社会や宗教が「魂」に与える（与えかねない）影響を
模式的に子供にもわかりやすく表現しているように思いました。詳細はネタバレになるので是非映画館で見ていただきたいのですが、キリスト教団体から非難が
くるのもわかるなあという気がします。冒頭からローマ法王のような服装を
着た人が、飲み物に毒を入れるシーンもでてきますので、信心深いかたは気を悪く
されるかな？ ちなみに監督は、、「小説の中のマジステリアム（字幕では
「教権」映画で世界を支配している超巨大権力）は、道を踏み外してしまった
カトリック教会を意味している」と語っています。
一方で、「教権」に対抗するのが、オックスフォードで真理を追究する
アスリエル卿（００７ジェームス・ボンドのダニエル・グレイグ）であり、
ライラを含む庶民であり、さらに応援してくれるのが魔女族
（００７ボンド・ガールのエバー・グリーンなど）ですから、
こりゃもう後者を応援したくなっちゃいますね。
というわけで、今後の期待はとても大きいのですが、いつくかの不安もあります。
１）２、３作目は、本作とはまた別の世界に入ってゆくみたいなので、そうなる
とまた新しい世界観の説明的な内容になり、詳細は本で読んでください
のようにならないか？
２）主人公のライラは、１２歳といっても結構大きくって、179cmともいわれる
ニコール・キッドマンとならんで、すでに肩を越えています。白熊くんの背中に
乗って走る姿のバランスが壊れてしまわないか？
３）ニコール・キッドマンは、めでたく妊娠中。これで他の映画１本降板してい
ることもあり、出演予定作がたまっているのでは？ライラの役者さんの成長とも
あいまって次回作の制作時期がいつになるのか？
でも、まあ、それだけ次に期待したい作品ではあります。
ではまた。
PS.
映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』、キリスト教団体から非難の声
http://www.afpbb.com/article/entertainment/movie/2321190/2427118
・ライラの冒険 黄金の羅針盤＠映画生活
満足度６５％、オススメ度６５％
＜序＞
私は動物嫌いだし、主人公が１２歳ということからも子供向きだろうし、
指輪物語も３つとも見たけどいまいち感があるし・・・。でも、役者がいいです。
ニコール・キッドマン作品はもともとできるだけ見るようにしているし、
００７カジノ・ロワイヤルで、ラブラブだったダニエル・グレイグと
エバ・グリーンもでているとなれば、ここは行くしかないでしょう。
＜ストーリー gooから引用・要約＞
我々の暮らす世界とは似て非なるパラレルワールドの英国・オックスフォード。
学寮で育てられた孤児のライラは、ダイモン（分身・魂）のパンタライモンや
親友ロジャーらと共に、騒がしい日々を送っていた。しかし街では次々と子どもが
連れ去られる事件が発生、親友ロジャーも姿を消してしまう。そしてライラ自身も
コールター夫人に連れられ学寮から旅立つことに。旅立ちの日、彼女は学寮長から
黄金色の真理計を手渡される。
＜感想＞
ファンタジーならではの設定というか世界観の紹介で１本終わってしまった
との感あり。お話の内容が少し寂しかったです。でも、お金をかけているだけの
ことはあり、映像はきれいだし、豪華キャストだし、今後の展開に期待したい
ところです。
まず、序盤で圧倒されたのは、コールター夫人（ニコール・キッドマン）の
登場シーン。学長との大広間での会食の場という設定。紳士が着席している
２列のテーブルの間のかなり広いピカピカに磨かれた床の上を、ゆっくりと
歩いてゆく後姿、腰から上のショット。金のラメが入った半透明のやわらかな
布のためか、この映画で一番ウエストが細く見えるシーンでもあります。
顔が見える前から、ただものではないぞという雰囲気、適度に品があり、
官能的でもあり、そして怪しげ。原作者がニコール・キッドマンを想定して
書いたというだけあってキマリすぎ。予告編によってはそのシーンが
でてくるのですが、パソコンでみてもあまり気にとめませんでした。でも、
映画館ではビンビンつたわってきまして、やっぱり映画館に来てよかった
と思いました。
次にこの物語を興味深いものにしているのが、ダイモンと呼ばれる一心同体の
守護精霊。人間はみんなひとつづ連れていて、みためは動物、本人とお話も
するのですが、私はダイモンを「魂」のように受け取りました。そしてこの魂を、
目に見える形にしたことで、社会や宗教が「魂」に与える（与えかねない）影響を
模式的に子供にもわかりやすく表現しているように思いました。詳細はネタバレになるので是非映画館で見ていただきたいのですが、キリスト教団体から非難が
くるのもわかるなあという気がします。冒頭からローマ法王のような服装を
着た人が、飲み物に毒を入れるシーンもでてきますので、信心深いかたは気を悪く
されるかな？ ちなみに監督は、、「小説の中のマジステリアム（字幕では
「教権」映画で世界を支配している超巨大権力）は、道を踏み外してしまった
カトリック教会を意味している」と語っています。
一方で、「教権」に対抗するのが、オックスフォードで真理を追究する
アスリエル卿（００７ジェームス・ボンドのダニエル・グレイグ）であり、
ライラを含む庶民であり、さらに応援してくれるのが魔女族
（００７ボンド・ガールのエバー・グリーンなど）ですから、
こりゃもう後者を応援したくなっちゃいますね。
というわけで、今後の期待はとても大きいのですが、いつくかの不安もあります。
１）２、３作目は、本作とはまた別の世界に入ってゆくみたいなので、そうなる
とまた新しい世界観の説明的な内容になり、詳細は本で読んでください
のようにならないか？
２）主人公のライラは、１２歳といっても結構大きくって、179cmともいわれる
ニコール・キッドマンとならんで、すでに肩を越えています。白熊くんの背中に
乗って走る姿のバランスが壊れてしまわないか？
３）ニコール・キッドマンは、めでたく妊娠中。これで他の映画１本降板してい
ることもあり、出演予定作がたまっているのでは？ライラの役者さんの成長とも
あいまって次回作の制作時期がいつになるのか？
でも、まあ、それだけ次に期待したい作品ではあります。
ではまた。
PS.
映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』、キリスト教団体から非難の声
http://www.afpbb.com/article/entertainment/movie/2321190/2427118
・ライラの冒険 黄金の羅針盤＠映画生活
