こんにちは亀さんです

住民の願いが政治に届くようにと日本共産党石川1区(金沢市内)で活動しています。

スケトウダラがロシアの店から消える?

2014-02-17 06:34:52 | 日記
15日京都の国際交流会館で、日本ユーラシア協会のブロック研修会があり、参加。
この日は朝甲府市に1メートル近くの降雪があり、京都近辺も圧倒的に白の景色だった。

「ロシアの魚 使わない」など興味あるテーマで関西大学の徳永昌弘先生が最近のロシア

経済の一端を紹介してくれた。スケトウダラは世界でロシアが最大の漁獲量をほこり、

日本でもかまぼこやすり身の材料として活用されているが、規制品目で輸入するしかない

。別名「メンタイ」といい、明太子になって日本各地で販売されている方が有名。ところ

が世界的に有名でモスクワなどにも店を構えるマグドナルドがハンバーガー材料にロシア

のスケトウを使わないとした。魚をつかった「フィレオフィシュ」は海洋協議会(MSC)の

認証を得たものを使用するとした。マグドナルドはロシア含むヨーロッパの7千店舗で

年1億のこの商品を使用し、また、認証を得た商品が世界的にも認められ増えているという。

これが実施されると、認証のないロシアのスケトウは市場性を失ってしまう。密輸と乱獲

で市場に出回る流通機構の改革をねらいとするらしいが、現状は難しい。密輸と乱獲はたら

だけでなく、日本各地で人気のカニも対象で、ロシアの港での許可なしで日本に持ち込まれ

るカニの禁漁措置をロシア政府が導入する可能性もあるという。

この話を聞きながら、かつてゴルバチョフ時代に、ウオッカを禁止するのお触れがあり、

宴会場から消え、ワインに変わった。しかし人々は密造に走り、やがてワイン禁止もなく

なり、元に戻った。ウオッカ好きのロシア人の血を変えることはできなかった。政令、

政策が出れば、必ず対策が出てくる民衆の知恵とのたたかいだ。かつては、公的に出回る

お金やモノ以上に、モノが流通する実態経済の存在が指摘されたが、今もその流れがある

のかと感じた

京都風の建物の研修会場の交流センターには、外国の方もきて、図書室などを利用されて

いた。姉妹都市(パートナー市と記載されていた)の展示物など、市民と外国との交流の

場としても利用されているのであろう。