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とりあえず法律・・・・かな?

役に立たない法律のお話をしましょう

NBL「判例に学ぶ」No.401 (8月15日号)から

2005-09-18 02:03:00 | Weblog
 先日取り上げた,オーダーメイド賃貸についての最高裁判決(平成17年3月10日)を,NBLという雑誌に野口恵三弁護士が連載している「判例に学ぶ」というコラムが取り上げている。  このコラムは,トピック的な判例を取り上げて,(多分)企業の法務担当者向けに易しく解説したものであるが,肩の凝らない書きぶりで,読んでいて大変面白いし,参考になるコラムである。NBLが800号ちょっとになって,このコラムも . . . 本文を読む

分かりにくい法律 その2 = 個人再生の清算価値基準

2005-09-11 17:38:48 | Weblog
 早いもので,個人再生手続が施行されてから,もう4年半にもなる。個人再生が,マイホームを残したいとか,保険関係の仕事をしているとか,(一番大事なのは)免責不許可事由どっさりの多重債務者の,経済的更生に果たした役割は,非常に大きい。そのような破産が難しい債務者だけではなく,破産には抵抗(ためらい)があるが,任意整理では難しい多重債務者を,早期に法的整理に乗せる方法(一部でも払うという点で心理的抵抗が . . . 本文を読む

9月9日の最高裁判決=遺産からの賃料収入の帰属

2005-09-10 21:57:50 | Weblog
最高裁は,平成17年9月9日,遺産の不動産から生じた賃料について,「賃料は支払われた段階で相続人全員がそれぞれの相続分に応じて取得する」という判決をした。これは,今までの理解を覆す画期的な判決ともいえる。 . . . 本文を読む

何とも微妙な判断

2005-09-05 02:06:31 | Weblog
 地方自治体の情報公開が始まってから,もう20年以上になる。この情報公開制度が行政の在り方に大きな影響を与えてきたが,その公開の範囲をめぐっては,なお最高裁で争われることが多いようである。最近見つけたのでは,平成17年07月14日第一小法廷判決(平成13年(行ヒ)第348号 公文書非公開決定処分取消請求事件)というものがあった。  この判決は,北九州市の局長などの交際費の支出に関する文書で,いわ . . . 本文を読む

中学校教諭に裁判員制度の研修=日経の記事から

2005-08-29 00:40:25 | Weblog
 8月26日の日経新聞に,来年の夏休みから,中学校教諭を対象に,裁判員制度の研修を行うことになったという記事が出ている。今年はそのモデル研修ということで,法務省刑事局,東京地検,東京都中学校社会か教育研究会の共同主催で,刑事裁判の傍聴,法務省公報ドラマの鑑賞をしたというもの。その目的は,「制度を根付かせるため,法的なものの考え方や司法の役割に慣れ親しんでもらう『法教育』を授業で普及するにはまず,教 . . . 本文を読む

道路交通法のローカルルール

2005-08-24 02:04:18 | Weblog
 22日の日経新聞朝刊の「まなび再考」というコラムは,お茶の水女子大学の耳塚寛明教授が,「地方独自の交通ルール 合理的でも感心せず」という題で執筆している。いわく,信州松本では,特殊松本的右折車優先の交通ルールが成立しているとのことである。一般的には,右折車と対向直進車では直進優先だから,ルールが逆転しているが,その理由は,松本は道が細く,法律通りでは右折車が道をふさいで渋滞が生じるからだろうとし . . . 本文を読む

裁判員制度 = 弁護士会はどうした?

2005-08-22 02:50:13 | Weblog
 裁判員制度の施行まであと4年になったが,ここにきて弁護士会の動きが鈍い。司法制度改革の骨格が固まるまでは,弁護士会が一番元気で,かなり強気の提案や提言をどんどん出していたはずなのに,制度ができてしまうと,何か元気がない。  とりあえず,ホームページを覗いてみた。 *****  最高裁は,トップページの裁判員制度へのリンクこそ小さい(他もみんな小さい。)が,一旦裁判員制度のページに飛ぶと, . . . 本文を読む

常習一罪ということ

2005-08-21 23:50:33 | Weblog
 常習一罪というものがある。常習累犯窃盗,常習強窃盗,常習賭博,常習暴行といったものであるが,これらは,何回やっても,1罪にすることで,実務は固まっている。だから文句を言っても仕方ないのだが,昔から,どうしてそうなの,という疑問が抜けきれない。 *****  そもそも罪数は,構成要件に該当する行為の個数を基準にして決定されるというのが一般の原則である。しかし,常習一罪は,構成要件に該当する行 . . . 本文を読む

民法改正についての余談 + 差入方式の問題点?

2005-08-18 01:49:14 | Weblog
 昨日の余談だが,今回の改正法への感想を2つほど書いてみたい。  まず,今回の改正法は,改正要綱をみると,保証制度の改正がメインで,現代用語化はサブ(付随的な改正)という扱いになっているようである。しかし,見た目は,平仮名文化の方がメインで,うっかりすると保証制度の改正などは見過ごしてしまいかねないような改正法である。  それが悪いとは絶対に言えないけれども,こういう立法になると,改正法のフ . . . 本文を読む

何となく疑問の実務慣行 = 約定書の差入れ

2005-08-17 02:02:23 | Weblog
 銀行や証券会社は,何かの契約の際には,なぜか,「契約書の取り交わし」ではなく,「約定書の差入れ」という方式を好むようである。私は,なぜそうなのか,以前から違和感を持っていたが,最近も,ごく小さな話ではあるが,ひっかかるものがあったので,それに触れてみたい。  今年の4月1日から,民法の表記の現代用語化(平仮名文化)に併せて,保証制度の改正が行われた(平成16年法律第147号)。そこで,その運用 . . . 本文を読む