小学生が,小学校の校舎屋上のプラスチック製の天窓に乗ったところ,天窓が破れて落下し,死亡した事件について,担任教諭と校長が,業務上過失致死で起訴されたとのこと。
略式起訴なので,容疑を認めているということになるのだろうが,前科持ちにするというのは,何とも処分が厳しいのではないか。
もちろん,今の報道では,具体的な事実関係が分からないので,確たることは何も言えないに . . . 本文を読む
横浜地裁の麻薬事件で,裁判員経験者がそのように述べたそうだ。
なるほど,それも一つの考え方といえるだろう。
確かに,被害が目に見える,殺人事件とか,性犯罪は,被害の重大性という点では,分かりやすいといえるだろう。
しかし,薬物事犯に被害者がないわけではない。大きくいえば,社会全体が被害者であるし,薬物を使用する者も,自らを傷つけるという意味では,被 . . . 本文を読む
殺人罪での死刑が確定していた暴力団組長に,別の殺人罪で懲役20年の判決がされたとのことである。
さて,この刑の執行はどのようにするのだろうか。現在51歳ということだから,先に20年の懲役刑を受けさせても,まだ死刑を執行できる可能性は高いといえる。
しかし,懲役刑の執行のために,拘置所から刑務所に移監するならば,しばらくは,死刑の執行がないことを保証するようなことに . . . 本文を読む
運転代行の客3人の誰かが暴れて代行車の窓ガラスを割った,警察が駆けつけて,運転手が,こいつだと証言したので,それを現行犯逮捕したら,実は間違いだったようだ,という話。
そりゃねぇ,現行犯には,現に罪を行い,又は現に罪を行い終わった者だけではなく,罪を行い終わってから間もないと認められる者で,(1)犯人として追呼されている,(2)盗品や明らかに犯罪に用いたと思われる凶器その他の物を . . . 本文を読む
自動車教習所で,連絡不徹底のため,生徒の仮免切れを知らずに10分間の路上教習を行ったとして,生徒と指導員が無免許運転とその幇助で書類送検されたということだが・・・・
さて,行政処分はどうなったのであろうか。普通,無免許初犯では,1年間の欠格期間が定められる。今回の場合も,結核になったのだろうか。
10分とはいえ,無免許は無免許だし,これは犯則ではなく,刑事処罰を受 . . . 本文を読む
5年も前の放火事件で,狂言自白した男が釈放されたとのことである。
まあ,普段は,自白の強要が問題とされる警察としては,お手柄だったというところだろう。
この事件の取調官は,自白の検証を忠実に実行したようだ。もともと,こいつは怪しいという第六感が働いたのかもしれない。ともあれ,客観的事実と自白を丁寧に突き合わせることが自白の信用性を決定づけるものであり,これがきちん . . . 本文を読む
京都府警の警察官3人が,証拠品の紛失により,懲戒処分を受けたとのこと。それも,1つの警察署に勤務している時に集中しているようだ。
取り調べ過程の透明化が言われるようになった今日,自白がなくても起訴できるように捜査も工夫しなければならない。その時に,一番基本となるものが,証拠品であることは間違いない。
府警が弁解しているように,写真に撮ってあるから捜査への影響は少な . . . 本文を読む
また,名古屋の弁護士の不祥事が明らかになった。
相続財産管理人は,相続人がいることが明らかでない場合,多くは,先順位の相続人が相続放棄をして,明らかな相続人がいなくなり,財産が宙に浮いたような状態になった時に選任される。
相続財産管理人に対する監督者に関する規定はないので,相続財産管理人は,法律的には誰の監督も受けないが,事実上は,家庭裁判所が,定期的に報告を上げ . . . 本文を読む
不動産登記制度が整備された現代においても,なおこんな虚偽登記がまかり通っているとは・・・・
かつて,登記制度が十分に整備されていなかった時代には,土地の所在もはっきりせず,実際上,どこにあるか分からない土地が生じたり(これは今でもあり得る),それがために土地が登記簿からなくなってしまったり,本来の交換分合の手続きを経ることなく,登記簿だけで交換分合が行われたり,などという登記制度 . . . 本文を読む
ドリフト族の摘発で,20歳から31歳の16人が反則切符を切られたとのこと。
20歳がいるものの,少年はおらず,上が30歳というのも,何となく笑えてしまう。
昔の暴走族は,20歳も過ぎれば,少年事件では済まなくなるということで,大体卒業してしまっていたし,卒業しきれない連中は,もっとプロ集団(専門の犯罪集団)に取り込まれていっていた。
それが,30歳 . . . 本文を読む