2011年を振り返ると,法律の世界から見ても,東日本大震災が大きな出来事といえるだろう。しかし,これはまた,法律の無力さを感じさせる出来事でもあった。
次に,オリンパス事件と大王製紙事件も印象に残る出来事であった。企業統治というものの意味を改めて考えさせられる。
判例では,更新料有効判決が印象に残る。
法曹養成制度では,司法修習修了者の就職問題が,更に深刻になっている。
刑事司法では,裁判員制度が定着する一方で,問題点も明らかになってきている。
それと,今年,主要法令のひらがな化がほぼ完了した。 . . . 本文を読む