第1回新司法試験の結果が発表された。合格者1009名,合格率48%とのことで,予想どおりに落ち着いたということであろう。しかし,その数字を眺めると,いろいろと問題がありそうに思われる。
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9月5日の日経新聞朝刊1面のコラム「春秋」は,法務省の訟務の増員を批判している。要するに,国は負けるべくして負けたのだから,勝ち目のない上訴をやめれば,費用も金も十分足りているはずだという。しかし,たとえ,相手が国であっても,物事の白黒は裁判手続を通じて明らかにされるものであるから,最初から勝ち目がないと決めつけて,その増員を批判するのはおかしいと思う。
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