とりあえず法律・・・・かな?

役に立たない法律のお話をしましょう

悪い奴はどこまでも悪い(法テラス詐欺)

2010-05-29 03:47:12 | 指定なし
 全く呆れてモノが言えない。    不幸な人々のための善意の施設を騙って詐欺をしようなどというのは,もってのほかというしかない。    以前のように,面と向かって話すか,手紙を書くか,時代が下って,電話をするか,くらいの通信手段しかなかった時代に比べて,インターネット,携帯電話,あれこれと,通信手段の選択肢が多くなり,その中には匿名性の高い方法も含まれるようになった。 &nbs . . . 本文を読む

医者のモラル(不同意堕胎)

2010-05-23 12:37:17 | 指定なし
 医者の人格教育がいわれるようになって久しいが,また,このような医者が現れてしまった。    当然のことであるが,一人の人格破綻者が現れた背景には,事件にならないまでも,同様の例がたくさんあるであろうことを忘れてはならない。    医者は,患者との関係では,全能者に近い立場にある。患者の権利が強調される時代にはなってきたが,現実の多くの患者との関係は,医者の言うことに従わざるを . . . 本文を読む

宗教と洗脳(TOSHIとHOH)

2010-05-16 02:51:16 | 指定なし
 宗教というものを定義することは難しい。    三大宗教は,それぞれに教義があり,宗教的行為もきちんと定式化されている。    しかし,特に日本では,日本の宗教の減軽である神道は,明確な教義もなく,信仰の対象も八百万の神であって,必ずしも明確ではない。しかも,他の宗教の信仰を排斥しない。    それもあって,日本人は,産まれたら宮参りをし,キリスト教で結婚式を挙げ,仏 . . . 本文を読む

コンピュータリースは大変

2010-05-11 00:51:38 | 指定なし
 今回は,コンピュータソフトのリースについて,裁判に訴えるという話になったようだが,コンピュータリースのトラブルは,今に始まったことではない。    古くは昭和の時代から,コンピュータリースは,しばしばトラブルになっており,いくつかの裁判例も残されている。    当時は,パソコンはまだ実用的ではなく,もっぱらミニコンとかオフコンといわれているコンピュータに,会計ソフトを乗せるこ . . . 本文を読む

どうしたものか医師の偏在

2010-05-10 00:54:02 | 指定なし
 医師の偏在問題は,昔はあり得なかったのだが,今は,当たり前の問題となってしまっている。    その昔,医師の養成は,医局制度という,ある意味前近代的な制度によって担われており,これが,必要なところに必要な医師を配置するという意味では,よく機能していた。    医局というのは,外から見ていると,よく分からない組織で,少なくとも,大学医学部の公的な組織ではない。教授を中心とする, . . . 本文を読む

法律関係士業の連携

2010-05-08 03:05:48 | 指定なし
 法律関係士業は,法律事務全般を扱える弁護士を頂点に,それぞれの専門分野に特化した士業が,それぞれ縄張りを構えているという格好になっている。    この中で,弁護士は,すべての法律問題を扱えるというものの(かつて,司法書士が,登記申請は司法書士の専権だとして訴えを起こしたが,会えなく敗訴している。),各個別の法分野については,弁護士といえども知識が深いわけではない。許認可や各種申請といっ . . . 本文を読む

ホテルの部屋の安全性とは?

2010-05-05 00:36:25 | 指定なし
 ホテルのベッドで飛び跳ねていた幼児が,窓から飛び出して,転落死したとのこと。    件のホテルのサイトをのぞいてみたが,ビジネスホテルと称している割には,部屋が広く,パソコンデスクなども備えたオフィス仕様の部屋もあって,なかなかデラックスなホテルのようだ。    確かに,良い部屋になると,窓が大きく明るい感じがして,ステイしても十分やっていける印象である。    私 . . . 本文を読む

闇サイト規制と表現の自由

2010-05-04 02:44:40 | 指定なし
 闇サイト規制は,表現の自由によって制約されるか。    また,この記事は難しい問題を取り上げたものだ。    闇サイトでの犯罪の誘発は否定できない。だから,闇サイトを定義して,闇サイト自体を取り締まることが,適当なのかどうか・・・    記事は,警察官僚OBの弁護士の話として,積極的に取り締まることを肯定的にとらえている。しかし,何をもって闇サイトというのかの定義は . . . 本文を読む

重い制度改革(殺人等の公訴時効の廃止)

2010-05-02 22:55:42 | 指定なし
 あっという間に,公訴時効の廃止の改正が成立した。    前々から取り沙汰されていたが,重要な法改正の割には,十分な議論がなされないまま成立した感が拭えない。しかも,即日施行で,実質遡及適用となると,いろいろと反対論が予想されるが,新聞にわずかな解説が載っただけで,これといった反対論は表には出てこないようだ。    それだけ世論の後押しが強いということなのだろうが,本当にそれで . . . 本文を読む