とりあえず法律・・・・かな?

役に立たない法律のお話をしましょう

刑事成年は疑問だ

2009-07-31 03:15:20 | 指定なし
 18歳成年によって,少年法の適用も18歳未満ということになるだろうが,最近の少年犯罪の傾向を見ていると,どうもこれは疑問に思える。    最近の少年事件は,全体の発生件数が沈静化している中で,一部の事件が凶悪化しているといわれるが,その凶悪化の中身が,成人の犯罪者の凶悪化とは,だいぶ違っているように思われる。    成人の凶悪犯は,その多くというか,大部分が,犯罪に至る経過が . . . 本文を読む

早い執行

2009-07-29 03:05:32 | 指定なし
 最近の死刑は,以前に比べると,執行が早くなった。今回の執行では,確定後2年が2人,3年が1人となっている。    大阪の池田小学校殺人の宅間守が,確定誤1年で執行されたのが,異例とされたことに比べると,これからは,死刑判決に問題がないと見られた事案では,かなり速やかな執行がされる方向に行くと思われる。    死刑確定者リストをみていると,今でも確定後20年以上執行されていない . . . 本文を読む

監視カメラは難しい

2009-07-27 03:10:36 | 指定なし
 いつもプライバシー侵害との関係を問われる監視カメラ。    このケースも,限界ギリギリといったところだろう。それにしても,カメラ映像の提供が「目撃証言の一種」とするのは,何とも牽強付会な理屈付けともいえる。    自らに対する犯罪予防と,証拠集めのために,公道を撮影することは当然許される。公道を通る人間に,そこまでのプライバシー権はない。しかし,自らに対する犯罪予防のためとい . . . 本文を読む

かつての強者は(賃貸マンション 更新料無効訴訟)

2009-07-24 02:14:00 | 指定なし
 その昔,賃貸アパートを借りようとしたら,東京周辺で敷1礼2,大阪に来ると敷2礼4などという契約が当たり前だった。    おまけに,契約時には,不動産屋に1か月とられ,2年ごとに更新料1か月もとられて,とにかく,金を用意しておかないと,安心して暮らせない状況だった。    加えて,およそ退去時には,あれこれと補修を言われて,敷金が戻らないことの方が普通で,これまた,どうしようも . . . 本文を読む

なぜこんなにたくさん

2009-07-22 03:11:00 | 指定なし
 最近は、わいせつ、盗撮、痴漢関係の事件が報じられない日がないほどになっている。    その実態はどうなのか?。警察の統計をみてみたが,強制わいせつは,平成19年と20年の比較で,認知件数は-7%,検挙人数は-1%で,わずかながら減っている。強姦も減っている。    公然わいせつも,横ばいといったところ。    条例違反は,これというものが見あたらなかった。 &nbs . . . 本文を読む

若者のたむろ

2009-07-20 23:13:50 | 指定なし
 若者がたむろするのは,昔から,ごく普通のことだったのではないか。    青少年の健全育成という言葉が,何を意味するかは,いつになってもよく分からないところがあるけれども,若者が深夜に群れること自体を,直ちに「悪」と決めて,それを排除することを,「是」とするのは,ちょっと待ったというところだと思う。    深夜の開放された公園が,たむろの場に使われるのも,ある程度は仕方がない。 . . . 本文を読む

弁護士の誠実さ

2009-07-19 01:35:25 | 指定なし
 個人破産の依頼を受けて放置したというニュースは時々あるが,会社破産の申立てを放置したというのは,清算の必要もない空っぽの会社であればともかく,債権者に配当のありそうな会社については,前代未聞だろう。    なんか,破産自体が悪であるようなコメントもついているが,この事件が明確に示しているように,破綻している会社を早期に破産させることは,債権者のための手続である。破産状態の会社を,瀕死の . . . 本文を読む

何とも微妙な判断?

2009-07-16 00:53:55 | 指定なし
 建物の回りで,塀で囲まれた土地が,刑法130条の「建造物」にあたることは,既に確定した判例であるから,今回の決定は,塀の内側が建造物というだけでなく,塀そのものも建造物だという趣旨を宣言したものなのだろうか?    この決定は,最高裁のウェブには掲載されていないのでよく分からない。    それにしても,仮に塀自体が建造物に含まれないという判断をしたからといっても,建造物侵入罪 . . . 本文を読む

虚偽公文書作成罪ねぇ・・・

2009-07-12 00:47:00 | 指定なし
 一瞬公文書偽造かと思ったが,要するに,「以上のとおり録取して読み聞かせたところ,間違いない旨を申し立てて署名指印した。」という部分が虚偽公文書ということなのね。多分・・・    ところで,この記事では,被疑者や参考人の署名指印も偽造しているけれども,それは,私文書偽造なのか,署名偽造なのか,どっちなんだろうね。    供述調書は,事実証明に関する文書かという問題と,その末尾に . . . 本文を読む

大胆な組織的犯罪は外国人が多い

2009-07-10 00:55:56 | 指定なし
 公文書偽造,有価証券偽造,通貨偽造といった偽造ものや,覚せい剤,麻薬等の密輸といった組織的犯罪は,外国人グループによるものが多い。    知能犯でなくても,スリ,窃盗といった通常の犯罪でも,外国人の犯罪となると,組織的なものが多く見られる。    外国人といっても,先進国ではなく,後進国でもなく,政情不安を抱えて,国に最終的な保護を求めることのできない国の国民が多いように感じ . . . 本文を読む