前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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関西電力のごまかしの使用済み核燃料ロードマップのまま、冷却期間100年のプルトニウム燃料使用継続は許されない

2024年06月19日 | 福井県政

 なんと、報道ではプルトニウム燃料の特殊な高浜原発3,4号機まで40年を超える運転計画が了承される動きです。

 関西電力のごまかしの使用済み核燃料対策ロードマップには県議会内外から「期間などが守られるのか」「際限なき再稼働につながるのではないか」などの疑問の声がだされています。

 根本問題はあらたな使用済み核燃料をつくりつづける再稼働ですが、高浜原発3,4号機にはさらに、プルサーマル発電原発という特殊性の問題があります。これは通常燃料なら水冷プールから乾式キャスクに移動できるのが15年程度といわれていますが、プルサーマル発電燃料の使用済み核燃料は同程度に冷却するには100年間の水冷が必要と試算されています。

 単純にいえば、すでに使用済みのプルサーマル燃料でも100年間の水冷が必要です。60年運転なら120年を超えて水冷が必要なのです。

 当然、関西電力の乾式貯蔵計画にも盛り込むことは出来ません。こんな無責任な原発推進政治は見直さないと、子々孫々にいたるまで大変な放射性物質のつけを残すことになります。杉本知事や福井県議会はこんな無責任なプルサーマル運転の40年超延長を認めてはなりません。

 昨日は県議会開会。残念ながら、議場で訴えることは出来ませんので街頭宣伝で、かねもと衆院予定候補らと訴えました。激励ありがとうございました❣️

 

 

 

 

 

 

■読売新聞 《高浜原発3・4号機、40年超運転容認へ…町長が近く福井県に伝達》  2024/06/18 06:00  読売新聞


 来年で運転開始から40年となる関西電力高浜原子力発電所3、4号機(出力各87万キロ・ワット)について、福井県高浜町の野瀬豊町長が20年間の運転延長を容認する意向を固めたことがわかった。近く県に伝える。関電は運転延長について地元の町と県の意向を尊重する考えで、今後、杉本達治知事の判断が焦点となる。


 2011年の東京電力福島第一原発事故以降、原発の運転期間は原則40年となり、原子力規制委員会が認可すれば1度だけ20年の運転延長が認められる。

 3、4号機はそれぞれ来年1月、6月に運転開始から40年となる。関電は昨年4月、規制委に2基の運転延長を申請し、規制委が今年5月に20年間延長を認可した。

 高浜町議会は今月14日に特別委員会で運転延長を容認しており、野瀬町長は17日、読売新聞の取材に「ノーと言う理由はない」と容認する意向を明らかにした。杉本知事は、町や県議会などの意見を参考に判断する見通し。

 国内で運転開始から40年を超えて稼働している原発は17日現在で関電美浜原発3号機(福井県美浜町)、高浜原発1、2号機(高浜町)の計3基



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