こんにちは
教頭の木下千夏です
以前このブログでお知らせしましたとおり、当園のシンボルとなっている壁画のリニューアルを、絵本作家accototo(アッコトト)のふくだとしお先生にお願いしました
accototoさんには壁画の他にも、法人HPやパンフレットなどのデザインや、昨年の造形表現展にきていただくなど、さまざまなところでお世話になっています。
壁画のリニューアルに至る経緯は、9月9日の記事「accototoさんのステキな作品」をご覧ください。
元の壁画の汚れや傷みがどうにもならないということで、工事業者の方に一旦、真っ新・真っ白にしてもらって、新しい絵を迎える準備を…
元のこの絵が・・・
工事業者の方の手によって
こんな状態に!!
そして11月25日、待ちに待ったふくだとしお先生がやって来てくださいました
幼児クラス(3~5歳児)のみんなでお出迎えです。
らいおん組(5歳児)のお友達が代表でウェルカムボードを準備し、みんな心待ちにしていました。
「新しい絵を描きに来てくれるんだよ」と事前にお話してはいましたが、実際にとしお先生に会って子ども達の期待はさらに膨らむ様子でした。
歓迎セレモニー後、園長先生と最終の確認を行い、いざ描き始めたとしお先生
真っ白なキャンバスの中心に、躊躇なく枝を広げた大木をあっという間に描き進める様子にはビックリしました
「最初の一筆目、怖くないのかなぁ…」と思ってしまうのは、私が素人だからでしょうね
どんどん描き進めていくふくだ先生の姿や絵の変化に、子どもも保護者も職員も、みんなくぎづけです
葉が付き、実がなる大木に、数々の動物たちが集うにぎやかな雰囲気あふれるこの作品。
絵が描きあがり、ついにaccototoさんのサインが入りました
としお先生は3日間を費やしてこの絵を描き上げてくださったのですが、3日目の11月27日は夜遅くに雨の予報
工事業者の方にコーティング処理を施してもらうのはもう少し先の日程…ということで、それまでなんとしてもこの絵を守らねばと、園長先生をはじめスタッフ達で養生シートをセットし、後日、無事にコーティング処理まで済みました。
さて、仕上がった絵の全貌はこんな様子です
この絵のテーマは「きずな」だそうで、私たちが大切にしている”7つのきずな”を表現してくださったとのこと
中心の大木は園を、そして青い小鳥たちがスタッフを表しているとのこと。
そして、その中で様々な親子が寄り添う様子が表すのは<親子のきずな>、<子どもと子どものきずな>、<保護者と保護者のきずな>、<園と子どものきずな>、<園と保護者のきずな>、<園と地域のきずな>、<園と職員のきずな>だということです
事前に各ご家庭にご協力いただいて引き出した子ども達からのリクエストにも、全てではないものの、accototoさんの世界観で描かれた”7つのきずな”というコンセプトの中で活きるよう、いくつかのものに応えていただけたようです
作者の「それぞれの『きずな』がより豊かで穏やかな空気を育み、地域に根ざしてゆくようにとの願い」が込められた当園の新しいシンボルアート
この作品自体が”7つのきずな”をさらに広げたり、深めたり、強くしたりしてくれる役割を担ってくれることと思います。
そしてこの先、園に関わる我々みんなで大切に慈しんでいけたらと思います
accototo ふくだとしお先生、ありがとうございました