こんにちは
らいおん組(5歳児)担任の片山志織です
前回のブログではらいおん組のブームとSTEAM教育のお話をさせていただきました
今回は、その後新たに発生したクラスのブームについてお話します
そのブームとは、「調べる」ブームです
以前より、何か気になることがあった時は、クラスに置いている絵本や図鑑などで調べものを楽しむ姿がありました
最近では文字への関心もますます広がり、以前までは図鑑の絵や写真から多くを学ぶ様子でしたが、近頃は簡単な平仮名の説明文が少しずつ読めるようになってきたことで、文字と写真を照らし合わせて知識を得る様子も伺えます
そんな子どもたちの姿から、気になることや知りたいことはどんどん子どもたち自身で調べたり、時には周りの大人の人の協力を得ながらも自分で解決する機会を多く持っていくことが子どもたちの力に繋がっていくと感じます
そうして、クラスで何か疑問点が上がったり、私たち保育教諭からの質問の投げかけに対して調べる機会を繰り返し持つうちに・・
ブームは園内だけではとどまらず、おうちに帰ってからも家にある図鑑で調べたり、おうちの人と一緒に調べたり、タブレット等の電子機器を駆使して調べたりとさまざまな手段で調べものを楽しむ姿がますます広がりつつあります
最近の例で言うと・・
先日クラスで 「SDGs(Sustainable Development Goals)~持続可能な開発目標~」について話しをしました
そこで私が「SDGsのマーク、電車の中やテレビCM、工事現場で見たことあるよ!またみんなも街中で探してみてね」と投げかけると・・
翌日には「テレビでマーク見たよ!」「おうちの人と一緒にSDGsについて調べたよ!」「お母さんにな、お仕事行くとき電車乗ったらマーク探してな、って言っといた!」と早速ご家庭でも話題に上がったようで嬉しく思いました
引き続き、SDGsに関心を持って今わたしたちにできることを考えて取り組んでいきたいと思います!
ほかの例では・・
先日グループ替えを行い、グループで話し合って秋の虫「コオロギ」「スズムシ」「キリギリス」「マツムシ」の4グループ名に決定しました
そこからそれぞれの虫を写真で見たり、鳴き声を調べたりと活動が広がっていたのですが、幼児フリーの先生がお子さんと一緒に秋の虫探しに挑戦してみるというお話になり、「うまく捕まえるにはどんなエサがあると捕まえられるかな・・先生がんばって見つけてくるから、みんなどんなエサが好きか調べて教えて~」と助け舟を出していたところ・・
調べるブームな子ども達は、早速おうちで調べて翌日には一生懸命紙に書いたものを持ってきてみんなに紹介してくれましたよ
たくさんの子どもたちが調べて書いてきてくれた紙の一部がコチラです↓
そして先日、子どもたちが教えてくれたエサを実際に色々持っていき、かごにエサのトラップを仕掛けて虫探しに挑戦されると・・
なんとコオロギ1匹を捕まえられたそうです
早速、捕まえたものを持ってきて子ども達に見せると、子どもたちは実際のコオロギに興味津々
その時は虫かごに好物の「かつおぶし」だけを入れた状態だったのですが、とある子が『生きものつかまえたらどうする?』という飼育絵本を広げて見てみると、「草と砂と水がいるみたいやで」とすぐさま調べてくれたので、コオロギの飼育環境を整えることができました(しばらく観察した後、自然に返す予定です)
これからも、「これはどういうこと」「どうしたらいいかな」など気になったことや興味のあることはどんどん調べ、自分で疑問に向き合って解決する力や、新しいことを発見することの楽しさや喜びを感じて探求する心を育んでいけるようサポートしてまいりますきっと自分でとことん追究し、考える力は、将来の「生きる力」に繋がることと思います
今後も、クラスの話題をおうちに持ち帰って自分で調べたり🔍、時にはおうちの人に尋ねてみたりすることと思います その時は、「ふんふん」とお話を聞いたり、お時間があれば是非一緒に調べてみたりとお子様が夢中になっていることに共感して後押ししていただけたらと思います