こんにちは
新こあら組(3歳児)担任の片山志織です
先週から始まった進級体制ですが、今日からは新年度担任の先生との生活がスタートし、少しずつ関係を築きながら安心して過ごせるよう関わっていきたいと思います
そして卒園児の子どもたちは、いよいよ小学校就学まで1週間程となり、期待を膨らませる一方、ドキドキしているような様子もうかがえます
そんな卒園児の子どもたちと一緒に、先日、らいおん組進級当初からお世話をしてきたカブトムシ4匹が残してくれた幼虫について、これからどうするか話し合いましたよ
1年前の秋にやってきたカブトムシの幼虫がすくすくと育ち、昨年4月の緊急事態宣言中には、おうちで過ごしている子ども達にもカブトムシの幼虫の様子を伝えたい!と、当法人のYouTubeにて動画配信したこと、とても懐かしく思います
初夏には立派な成虫となり、子ども達みんなで話し合って、ななちゃん、しんちゃん、かおるくん、にじいろちゃんと名付けましたとても多くの名前のアイディアが浮かんだんですよ
そしてカブトムシはたくさんの卵を生み、多くの命を繋いでくれました
カブトムシが死んでしまった時の驚きや悲しみ、一方新たな命が次々に生まれる不思議さや喜びなど、子ども達と生き物に触れる中で様々な感情を共有してきましたよ
そして小さな卵は立派な幼虫となり、そこに至るまでは子ども達と土の中で眠る幼虫のために、適度に霧吹きで土を湿らせ、お世話を続けてきました
いよいよ卒園児は小学校就学が目前となり、小学校へ行ってからはお世話ができなくなるという話題が上り、これからどうしようかとクラスで話し合いました
真っ先に出てきたのは「次のらいおん組さんにお願いしよう」ということでした
しかし、「34匹のカブトムシが一気に大人になったららいおん組のお部屋はどうなるかな・・」とみんなで想像して考えていると・・
「自分たちの時みたいにカブトムシがお部屋飛び回ったら大変やな」『ハハハ
』と思い出話に花を咲かせながら話し合う中で、さまざまな意見が出た結果・・
次のらいおん組(5歳児)、ぱんだ組(4歳児)、こあら組のお友達にお世話を託すことに決定しました
34匹の幼虫をどうやって分けようかと話すと、「らいおん組に12匹、ぱんだ組に12匹、こあら組は小さいから10匹にしたらいいやん」と提案してくれた姿には、数に関心を持って、また小さいお友達への気遣いにとても感心しました
幼虫から成虫になるまで、また成虫になってからもそれぞれの姿に合わせたお世話をしてきた子ども達は、初めてお世話をするお友達にも分かりやすいようにと方法を手紙に書いて、幼虫を渡しにいきましたよ
卒園児の子ども達にとって、はじめは虫や生き物がニガテだ・・と感じていた子どもも、友達が楽しそうに触れ合う様子を見て少し興味が湧き、触ってみようとしたり、餌をあげてみたり、霧吹きならできる
と進んでお世話をしてみたり、この1年で少しでも生き物や生命に興味・関心を持ち、様々な感情を抱き、豊かな心を育んできたことと思います
これからは、次の幼児クラスのお友達が、卒園児の子ども達の思いも乗せてお世話を楽しみ、生き物の面白さに触れて豊かな経験をしてくれたらいいなと思います
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