こんにちは
みどり組(4歳児)担任の南野恵です
この休日は雪も降り底冷えの寒さでしたね
そんな中、心の温まる出来事がありましたのでご紹介しますね
あるレストランに食べに行ったときのことです
席につこうとしたところ
椅子の下にレッグウォーマーが落ちていました
「寒い日に忘れてかわいそうだな」と思ったくらいで
特に気にせずに店員さんに預けました・・・
しばらくして、焦ってレストランに入ってきた大学生くらいの男性が
「レッグウォーマーありませんでしたか?」というので
事情を説明すると
また焦ってそのままレジへ
私はただ良かったと思ったのと
ちゃんと店員さんから男性の手に戻ったか
しばらく気になってました(レジは遠く席からは見えなかった為)
するとさっきの男性がこちらへ来るのが見え
無かったのかと心配になったのも束の間
「さっきは親切にしていただいたのにお礼も言わずすみませんでした」と謝罪したあと
「見つかりました、ありがとうございます!!」と深々と礼をして帰って行きました
なんだかわざわざわざ戻ってきたことに
心温まり
人は未熟だけど素晴らしく魅力があるなと
彼の行動から私は色々と考えることが出来ました
前月
木下先生に
通勤途中のゴミをさりげなく拾った姿に信頼感をもったと言う内容のサンキューを頂きました
ゴミを拾うというのは、当たり前に見えて
余裕がなかったり
急いでいたり
多くのゴミになると関係なく無関心にもなってしまうのが人
だけど、みんなの心の中には必ずあって
矛盾ではあるけれど
それを行動に移せるか移せないか
そう考えると、世の中は可能性に満ちている
そしてそんな行動に移せる人になるために
私たちが出来ることを子ども達の発達をから
考えてみました
それは
子ども達は、生まれてからたくさんの矛盾と出会い
乗り越えて行きます
例えば生まれたばかりの赤ちゃんも
大好きな人の顔を見たいけど
まだ上手く首を向けれない
だけど大好きな人のため必至に向こうとするんです
一歳になった子ども達の矛盾はもっと増えます
自我が芽生え自分でやりたのに出来なくて
イライラも増え
イヤイヤいっぱい出しながら大好きな人に褒められ長い時間を使って矛盾を乗り越えていきます
3歳になった子どもは唯我独尊
なんでもできる
自分が一番
なのに友達が邪魔をして上手く遊べない矛盾
そのうち4歳になって自分の力が分かるようになって
友達との違いもわかって
できないから諦めたいけどしたい、という矛盾
こんなたくさんの矛盾を乗り越えた子ども達は
5歳になり、できなくても頑張れるそんな自分になれるんです
自分の行動に自信を持って
生きる力の土台ができる
だからこそ
この矛盾を乗り越えて行くために
丁寧に受け止め
認めることが大切で
大人になったときに行動に移せることに繋がっていく
と、改めて大切さを感じた出来事でした
矛盾の中で子ども達は大人が思う以上にストレスを感じていると言います
そんな矛盾を支える大人も大変さはありますが
乗り越えて行くために、大好きな人の力が欠かせないもの
大切に受け止めて行きたいですね