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かーちゃんはつらいよ

施設入所した19歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

強度行動障害を防ぐため

2023年05月25日 20時53分18秒 | みゆみゆとの生活
昨日の夕方のニュースで、強度行動障害が
取り上げられていた。
そうちゃんは「強度行動障害」の枠に入る子。
具体的には、激しい興奮や多動、命に関わる飛び出し、奇声、頭や足を叩く自傷、人を蹴る他害、睡眠障害がある。

いつ頃からかな。
振り返ると…、最初からか。
具体的には3歳頃からこれらの症状はあった。
なので、よく言われるような「環境の不適合や関わり方の問題による二次障害」とは言い切れない。
逆に言えば、そういった不適合が重なればもっとひどくなるだけの素地を持っている。

不安や高ければそれだけ、行動障害は増える。
つまり激しい行動化が起きている時は、本人の心が安定するような環境調整や適切な関わりが必要。

思春期。行動障害が増える時期。
最も困ったのは睡眠障害(よく徹夜した)、それから他害、脱走。
それでも本人が「人に対する信頼感」を失わず、「力で要求を通そうとすること」を覚えずにこれているのは、強度行動障害の悪化を防ぐためのみんなの努力のお陰だと思っている。
デイ、学校、行動援護、ショートステイ、児相の一時保護、レスパイト入院。
あらゆる手立てを使い、相談を重ねながら何とか育ててきた。

中でも大きかったのは、中学部の先生が、「学校での負荷を自宅に持ち帰らない」を基本に据えてくれていたこと。
そしてそれを高等部にも引き継いでくれたこと。
不穏な時は本人がしんどい時と捉えて、一緒に走り、寄り添い、落ち着くまで見守ってくれた。
人格を尊重して、愛情持って関わってくれたなー。
ありがたかったな。
ニュースを見て、そんなことを考えたよ。

明日は面会。
強度行動障害の人だけが入院する病棟。
最前線か秘密基地か、わかりませんが。
とりあえず自然いっぱいのところ。
ゆったりニコニコ可愛がってもらってると信じて。
おやつ持って、会いに行ってきます。