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かーちゃんはつらいよ

施設入所した19歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

講演会、そしてお散歩

2017年07月01日 21時33分37秒 | みゆみゆとの生活
市でやっている親の会の講演会&交流会がありました。
出席者は74名。
半分は保育士さんを中心とした支援者さんでした。

土曜日ということもあり、「パパグループ作ります!」とチラシに謳ってみたら、
なんとお父さんが7名も参加してくれました。
すごい。

パパグループの司会に、夫を配置。
ちょっとドキドキ。
でも、パパグループに入ってた方が「来てよかったです」と後で言ってくれたから、成功だったのかな。
父ならではの悩みも出たみたい。
妻の悪口を言ってたかどうかは、知らない(笑)。

講師のお話の中で、印象に残った言葉はたくさんあるのですが。
例えば、子どもが教室から飛び出した時に「どうしてだろう?」と考える視点が大事、というお話。

いきなり叱る、止めるのではなく、「この教室にいられない理由があるのかな?」「やってることがわからなかったのかな?」と考えて、「じゃあどうすれば飛び出さずに教室にいられるのだろう」につなげましょう。
親だけでなく、保育士などの支援者も一緒に、子どもに寄り添って、付き合って、育てていきましょう。

そうだな、と思った。
先生がよく言われる、「子どもに付き合う」ということ。
言葉で言うのは簡単だけど、実際にはとても根気がいる。
お母さん一人では、しんどい。
だから、一緒に考えよう。
一緒に付き合っていこう。
たまには他の人に預けよう。

3歳前後のそうちゃんが療育でうまく集団に入れず、仕事も壁にぶち当たっていて、
毎日悩みに悩んで、泣いてばかりいたあの日々・・・
話を聞いて下さり、「大変だね。お母さんよく頑張ってるね。」って言ってくれた先生。

先生のところに療育相談に行った時、そうちゃんは時計を投げて割ってしまいました。
部屋にいられなかったそうちゃんと手をつないで、先生は病院の外まで、私と3人でお散歩してくれましたね。
行く先も特にない、まさに「この子にとことん付き合う」お散歩でした。
迷っていた私と一緒に、先生も迷路を歩いてくれているように、思いました。
あの日を、あの日々を、私は忘れません。

私がここまでこれたのは、
そうちゃんを育てられたのは、
たくさんの人の支えがあり、仲間がいたからだ、と。

そんな思いに胸がいっぱいになって、
講演後の昼食会で先生とお話しながら、泣いてしまいました。

先生、ありがとうございました。
(このブログは読まれてないと思うけど・・・。)


朝8時半からの準備。
講演会と、交流会。
午後は昼食会、終わったら片付けて、主要メンバーで反省会と今後の打ち合わせ。

燃え尽きたので、帰り道にアイス買って帰ったよ。
食べ終わったら、ピンポーン。
坊やのお帰りだ。

ここからは、朝のお約束どおり。
「おかあさんと サイゼリヤまで あるくよぉ?」

よし来た。
新調したウォーキングシューズがあるからね、歩きますよ、どこまでも。



今日のそうちゃんワードは、
「ぶんぶくちゃがま ありますか?」。
明日のデイで「ぶんぶく茶釜」のビデオが見たいらしい。
「なかったら?」
なかったら、どうするの?

「しょうがないよねぇ~

ニッコリ笑うそうちゃん。
「ぶんぶくちゃがま ありますか?」
「なかったら?」
「しょうがないよねぇ~」
を延々と繰り返す。(だいぶしつこい。)

かわいくて、笑っちゃった。
しょうがないよね、だって。いい言葉、覚えたね。

デイの職員さんや学校の先生などの周りの人が、そうちゃんに丁寧に関わってくれてる。
そのことを、そうちゃんの使う言葉からも感じて、心がほっこり。

しょうがないよね、うまくいかないこと、あるけどさ。
しょうがないよねぇ。
いいな、この言葉。クセになる