ヤミノツカミDIARY

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有象無象に価値が有る

2006年12月09日 | 時事

宮海「さすがは年末、忘年会のシーズンですね♪」
アノゥ「宮海ちゃんおサケくさーい」
宮海「嘘をつくな嘘を! もう六時間以上経ってるかクサくないでしょ!」
アノゥ「雰囲気が臭い
宮海「ヒドスギル……(っдT)」
アノゥ「二連チャンってアンタどーなってんのよ。リアルを大事にするのか、ネットを大
   事にするのか、はっきり決めてくんなきゃ読んでくれてる人も困るでしょ」
宮海「いや、普通リアルのほうが大事なのは常識だと思うが……死んだらネットでき
   ないし……」
アノゥ「とにかく、帰りが毎日遅いのは問題だと思うな」
宮海「ちなみに明日も所用です。夜には帰ってこられると思うけど。明日さえ乗り切
   れば、なんとかお正月までは時間が取れそうなので、頑張らねばー」

宮海「今夜は映画『硫黄島からの手紙』公開記念ということで、フジ系列で放送して
   いました『硫黄島~戦場の郵便配達~』を観ました。昔はこういう第二次世界大
   戦モノは興味なかったんだけど、結構良かったですね」
アノゥ「昔のこういう作品って、少なからず曲解して映像化されてるって話だから、事
   実に忠実でない分、感動が薄いとかそういう理由で、じゃないかな?」
宮海「うーん、そうかも。その点、この『郵便配達』はドキュメンタリ半々で、リアルに
   硫黄島の激戦が凄まじいものだったのが感じ取れたね」
アノゥ「そうか? アノゥは、なんだか一歩引いた視点で捉えているせいか、どんだけ
   苦しかったとか語りつくせてない気がしたけど」
宮海「これ以上が観たければ映画館へ急げ! ということで」
アノゥ「宣伝かよ」
宮海「1980年代生まれの私にとって、戦争は『繰り返してはいけないもの』という漠然
   としたものでしかなく、その根底がどこにあるのかという点を理解するのに、こう
   いうドラマが一番しっくりくる気がします」
アノゥ「つまり、学校の勉強じゃ教えてくれないってコトやね」
宮海「日本史は、あくまでも『歴史の一ページ』だからなぁ。よくおじいさんとかが『あ
   の戦争があったから今の日本があるんじゃ』的なことを言うけど、その言葉を真
   摯に受け止めている人間が、この日本に何人いるかな? その言葉が真実か
   どうかは別としても、想いが淀みなく後世に伝えられているかは疑問だよね」
アノゥ「別に仕方ないんじゃない? 人は忘れる生き物だし、想いは廃れていくもんだ
   よ。残るのは記録と資料だけ。カタチのないものの顛末なんて知れてることだ」
宮海「そりゃそーだけどさ。でも、無形に価値を見出すのが人間たる理由なワケで。
   誰かが認めている価値を、そのほかの誰もが認めないのは寂しいと思うんだ。
   せめてその価値を、価値たる価値に昇華させた事象があったことを忘れないこ
   とこそが供養であり、そしてココロを豊かにしていくんじゃないかなぁ」