ヤミノツカミDIARY

メイドと一緒にお茶を飲んだり罵倒したり罵倒されたりする小説サイトの場末の日記サイト! ……かも。

これがうわさのたいむりーぷ

2006年07月31日 | 日常
 というわけで、イキナリの梅雨明けです!!
 凄まじい被害を及ぼしたほどの長雨が、なんの兆候もなしにサッパリと消えてし
まいました。どうなっているんでしょうね。最後まで異常現象なんて、やはり地球
規模の環境破壊のせいなのかッ!?(なんでも環境問題のせいにするつもりか)
 明日以降は各地で猛暑になるという話ですので、みなさま熱中症などには、十分
ご注意くださいー。

 って、話が短くて申し訳ございませー(っдT)
 ちょっと立て込んでるので短いのですよ。
 今日で7月も終わりですね……ってウソ、ちょっとマジ早くね?? 昨日まで6月
だったじゃないですか? いつの間にそんな時間を跳躍したんだ私は……。
 小説も微妙に進んでないし、誰か時間泥棒を捕まえてください~(TдT)

政を祭り奉り

2006年07月31日 | 日常
 昨日、蚊の話をしましたが、ソレ関係でサイト巡回をしていたら、こんなフリー
ソフト
があることを知りました……。
 そういえば、よく雑貨屋さんのレジ横にこんな系の小物が置いてありましたっけ
ねえ。効果の程は未知数だそうですが、何もしないよりはマシかもしれません。
 これと液体虫除けを併用することで、蚊の侵入率もぐっと減るかも? 私も今度
から、使ってみることにします(^^

 私の家の近所で、お祭りがあったようでした。
 と言っても、ブランコと滑り台が窮屈そうに鎮座しているような狭い公園だけが
会場だったらしく、道を塞ぐほどの集客もなかったようで、どうやら地区内だけの
本当に小さな盆踊り大会だった様子です。
 ですが、元気の良い祭囃子は小さいながらも楽しげで。
 家まで聴こえてくる音色は、それだけで私を楽しげな気分にさせてくれました。
 お祭りって不思議ですね。どうして無条件で『楽しそうだな』って思わせるので
しょう。幼少からの刷り込みによるものか、それとも日本古来の愛国心に基づく誘
導なのか……研究したら面白い結果が出そうですね。
 儚くも愛おしい祭囃子を聴きながら、「あぁ、もう夏なんだな」と、今更ながら
に確認する夜でありました。

 ……って、外出したら、ここでもそこでもあそこでもどこでも祭りやってるじゃ
ねェかよォォォォッ!!
 乱発されると情緒NEEEEEEEEEEEEッ!!(っдT)

誤魔化さない美徳

2006年07月30日 | 日常
 本当に今更ですが、とあるきっかけで『おねがい☆ツインズ』なるアニメを観て
います。
 今から3、4年前のアニメらしく、その筋(どの筋?)では非常に有名だったそ
うなのですが、私は前作の『☆ティーチャー』も含めて観たことがありませんでし
た。WOWOWだったんだってね。それじゃあ観れないや。
 名前くらいは聞いたことがあったのですが、ストーリーどころか登場人物の氏名
さえ知らない始末。まぁ、数年前の作品だからそこそこくらいだろうと、大して気
兼ねなく軽い気持ちでビデオを再生してみたのですが……。
 お、面白いじゃないですか!!(笑)
 『ラブひな』みたいなハーレムドタバタラブコメみたいのをイメージしていたの
ですが、全然違う。主要登場人物に重点的にスポットを当て、自然な流れでテンポ
の良い恋愛劇を展開していくので、飽きがこないのです。
 何よりも良いのが、非常に真摯な心を持ったキャラクター達。特に初期設定が絶
妙ですね。心の動きが物語に直結しているので、違和感を感じない作りになってい
るのが、なるほどなぁと感心しました。
 まだ半分しか観ていないのですが、とても気に入ったので、このまま一気に最後
まで観てしまおうかと思っています(^^; いやホント、そこらの恋愛ドラマな
んかより数十倍面白いよ?
 逆に言えば、どれだけ今の恋愛ドラマが低レベルかと思い知るところですが……。

 随分やっていなかった、パンヤをまた始めちゃいました。
 お目当てはもちろん『Ice Cannon』。今日、ようやく-18まで到達しました。
 PPが稼ぎやすいのは良いですが、風によっては賭けになるのが辛いところ。なん
とかして17Hを一発クリアできる方法はないものか……ッ!?

夏の最大の敵、来たる

2006年07月28日 | 日常

ニュー「宮海さまぁ……少し、ご相談したいことがあるんですけど……」
宮海「あらら、今日はやけにしおらしいですね。どうかしたの?」
ニュー「最近私、幻覚が見えるんです」
宮海「え!? ど、どんな?」
ニュー「の」
宮海「…………は?」
ニュー「部屋の中に蚊が飛んでいるのを見たが最後、視界の端で何かの影が動い
   たり、物が落ちたり、カーテンが揺れたりすると、それだけで『蚊だ!』とカン違
   いしてしまうんですよ……。どうしたら良いですかね?」
宮海「……ちなみに訊くけど、どうして蚊を見つけたくなっちゃうの?」
ニュー「部屋の中で蚊が一匹たりとも生きているのが許せないんです。いつも見つけ
   次第、必ず追いかけて殺しているのですが、最近の蚊は小さくてすばしっこいの
   で、どうしても見失うことが多くなってしまいまして……」
宮海「……ええと、完璧主義も度を越えると幻覚が見えるんですね」
ニュー「おかげで、些細な物陰すらも蚊に見えるようになってしまいました。……どう
   したら、この過敏反応を抑制できるのでしょうか?」
アノゥ「夏が過ぎるのを待てば?」
宮海「唐突だなオマエ……ていうか、ソレ、根本的な解決になっていないと思う」
ニュー「確かに、“ここには蚊は居ない”という概念さえ深層心理に植えつけられれば
   解決できるのだとは思いますが……秋を待つには夏は長すぎます」
アノゥ「アノゥなんかは、“夏は蚊がいるものだ!”ってカンジで、もう諦めちゃってるけ
   ど。もちろん、見つけ次第叩くけどね?」
宮海「ニューは何事にも無関心のようで、実は潔癖症だからなあ。……蚊取り線香や
   虫除けスプレーじゃ駄目なの?」
ニュー「蚊取り線香の殺虫成分って、実はそれほどでもないという話じゃないですか。
   それに、たとえ殺虫していたとしても、蚊の死体ってほとんど見つからないでしょ
   う? 死んだのを確認しないと、本当に全滅できたのかわからないので、結局
   は蚊の影に怯えることに……っ!」
宮海「……筋金入りですね」
アノゥ「って、それじゃー『最初は何匹部屋にいたのか?』が解っていなくちゃ、何匹
   蚊を斃しても、疑心暗鬼に囚われ続けるんじゃない?」
宮海「完全な密室はない、とミステリーでいいますものねぇ。人間が絶えず流動する
   部屋と言う空間を完全に支配するのは、そう簡単なものじゃないですよね」
ニュー「そんなアッサリ諦めないでくださいよぅ。私、寝るときに枕元で『ぷ~ん』って
   音がすると、蚊を殺すまで眠れないんですから」
宮海「ヘッドホンつけて寝るとか?」
ニュー「朝、眼が覚めて身体中に虫刺され跡があるのもイヤなんです! 蚊が居る
   ってだけでもイヤなのに、刺されたと解った日には……ッ!!」
アノゥ「……そういやニューって、メイド『ロボ』って設定じゃなかったっけ。ロボって蚊
   に刺されるの?」
ニュー「………………、あ!
宮海「あ、じゃねーだろ」


暑さを吹き飛ばす行為が疲れる

2006年07月27日 | 日常
 今帰ってきて、ようやく落ち着きました。結構疲れたな~。
 ええと、今日は課の暑気払い(納涼会)でした。
 最近、この手の話をしていなかった気がしますが、飲み会自体もそういえば久し
ぶりだなぁ。プチお食事会くらいなら結構あるのですけど。
 明日もお仕事があるので、私自身の酒量は少なめ。生中2・3本にワイン1・2
杯程度でしたので、顔が少し赤くなる程度で留めておきました。
 なのに、ねぇ……。
 なんで一次会ですでに阿鼻叫喚乃図となっているわけさ。
 約一名酔いつぶれ、約数名が酩酊状態で、今しがた言った話を何度も繰り返しま
す。酔っていない私は当然聞き役。中々辛い時間を過ごさせていただきました。
 おまけにオーダーストップかかってるのに、席から離れやしねえ。片付けたいウ
エイターさんも困り顔。仕方なく私が割って入り、お開きにさせていただきました
とさ。……私、幹事じゃないんですけど……。
 最若手である私が上司の面倒を見なきゃならんとは、一体どーいうことなのかし
らん? まぁ、いつもは面倒を見ていただいているので、こんなときくらいは恩返
ししとかにゃならんぜよ、という啓示なのかもしれません。
 なるほど、それなら納得できる…………できるか!!

人の名前に歴史アリ

2006年07月26日 | 日常
 ななななんか私の部屋の中に、こ、ここ高速で飛び回る蟲みたいのがいるの
ですけどどどd……!!(゜□゜;)
 飛翔と着地を繰り返しているところをみるに、どうやらコオロギの類だと思うの
ですが、そのスピードが尋常じゃないので目視どころか捕まえることもままなりま
せん……。クルーンと良い勝負ができそうなくらい早いです。
 とか思っているうちに、家具のスキマへ。ぎゃあああ! こんなのが夜中にカサ
カサ言ってたら、と勘違いしちゃうじゃないですか!!
 は、早く出てきておくれよぉ~(;´Д`)

 今書いている小説とは別で、長編作りの一工程として、キャラクタの名前を決め
る作業をしています。
 私は日本人ですので、登場人物が日本人の場合は、さほど名前作りを難しく感じ
ることはありません。「○夫」とすれば男性、「○子」とすれば女性ですしね。
 では、外国人の場合は、どうすればいいんでしょう?
 最近、あまり外国人が出てくる小説を読んでいないので(帰国子女やハーフなら
結構出てきますけど)、傾向が良くわかっていないのですが、一昔前は、どこが出
身国でもアメリカ人のような名前をつけているキャラクタが多かったですね。
 もちろん、アメリカは移民国家なので多様な名前が集まるのは当然ですが、それ
でもやはり英語圏のために「ジョン」とか「アンナ」とか、結構メジャーな英名を
つけてしまいがちでした。
 しかし、たとえば「Michael」は英語だと「マイケル」、ドイツ語だと「ミハエル」、
フランス語だと「ミシェール」で、スペイン語は「ミッチェル」、イタリア語「ミケイル」、
ロシア語「ミハイル」……のように、やはり国の公用語によって名前も変化させな
きゃならないわけですな。
 日本人だと、案外その微妙な違いが解りません。「ジョン」と「アンナ」は解っ
ても、「アーネスティン」では男性なのか女性なのか解らないでしょう。
 そのへんの機微、とでも云うべきモノにも、気を配らなければいけないのかなぁ
と、常々思ったりしているのです。
 これが結構大変な作業でして。私の場合、面倒なときは(笑)神話の男神、女神
の名前を流用しちゃうこともしばしばでした。でも、それって手抜きだよなぁ。英
単語を名前にするのもどうかと思うし……(剣を操るからブレイド、とかね)。
 やはり詳細な世界観には名前の設定から、などと勝手に思っているので、イロイ
ロ調べ物をしながら名前を作ったりしているのでした~。
 個人的には、ココのサイトさんのデータとかオススメです。

 ちなみに、「アーネスティン」は女性名だそうですよ~。

外見は厳つくても可哀想な粗忽達

2006年07月25日 | 日常
 おぉ? いつの間にか寝てたよ!?
 昨日の話です。夜9時ごろかな? フッ……と力が抜けて、そのまま倒れるよう
に寝てしまい、気が付いたら明け方の4時でした。全然言い訳になっていませんね。
 しかし、眼が覚めてから「この眠り方はヤバイ……そろそろ本当に死ぬかも?」
と危機感を覚えたのは事実です。身体がヤバイのか、のーみそがヤバイのか。両方
なのかもしれません。休みをよこせ……ッ!(# ゜д゜)

 あぁー、休みで思い出しちゃいました。そういや、もう学生は夏休みじゃないで
すかー。
 だからあんなに、子ども達がコンビニに殺到していたのですね。お昼ごはんを買
いに出た先のコンビニ弁当、ぜーんぶ眼の前で取られてしまいました。(まぁ私は
お弁当よりパン・サンドイッチ派ですが……)
 私のことは良いとしても、少し気の毒になってしまったのは他の常連客さん。
 おそらく常連と思われる近くの建設業者の作業員(つまり鳶職の方々)さんたち
は、13時頃にお昼となるらしく良く買いに来るのですが、その時間には弁当棚はす
でにカラッポ。泣く泣くお惣菜だけを買っている人を見かけました。
 そういう場面を見ると笑える……いやいや、やるせなくなるのは私の心が狭いせ
いでしょうかね?
 こちらは一所懸命働いて、ようやくお昼だって時間に買いに出たら、そこには連
続40日間も遊んでいられるような中高生たちによって食い潰された、残り物しか残
っていないのです。なんというか、そりゃ理不尽でしょう、と。
 「社会人も学生の頃はそうだったろ?」と揚げ足を取ることは出来ません。彼ら
がキミらの年代のときは、まだコンビニってそんなになかったから。自分で作るか、
親が作るか、それとも食べに行くか。お昼ご飯を「買う」という概念は、コンビニ
が出来てから普及したと言っても過言ではないでしょう。
 もちろん、早い者勝ちの世の中で叫ぶのはお門違いなのは解る。でもねー、やは
り時代の流れと言うか、もうお昼ゴハンは「手作りのものを食する」ことよりも、
「お手軽に買って済ます」ということにウエイトが置かれてしまっているようです。
 ジャンクフードの文明が進んだ例はアメリカにあります。国民の80%が肥満体質
なんですってね。子どもさえ手軽さに重きを置く現代日本、このままではあらゆる
方面で軽率さが目立つようになってしまわないか心配です……。

 って、コンビニ弁当からココまで話が広がるのか。

きっと、人ごとではない

2006年07月23日 | 時事
 九州豪雨が、本当にすごいことになっている……。
 そこらの台風よりも雨が降っているみたいですね。ニュースによると、軟弱地盤
や川の氾濫により、過去最大級の被害が出そうだとか……。
 地域によってどのような注意報・警報が出ているかわかりませんが、「自分のと
ころは大丈夫だろう」などとたかをくくらず、客観的な判断で災害に対応すること
を心がけてくれる人が増えたなら、被害はもっと小さくなるかもしれません。
 この前、「行政の避難警報が出なかったせいで逃げ遅れた」のようなニュースが
報じられていたと思います(うろ覚えで申し訳ないです)が、やはり自分の身は自
分で守るのが基本だと思うのですよ。
 行政なんかアテにしてたら逃げ遅れてしまいます。行政を動かしている公務員だ
って、結局は万人と同じ市民ですよ? いろいろな情報を持っているという点では
それなりに義務はあると思いますが……。
 というわけで、自分で自分を守れる人間になること。災害に関わらず、それが生
きていく上で一番重要なことだと私は思っています。

 ちなみに、私が今書いている短編小説も、九州――長崎市が舞台です。
 たとえ創作の舞台であろうとも、多少なりとも思うところがある場所ですので、
これ以上の被害が出ないことを、切に願うばかりです……。

誰もがツッコんだ瞬間

2006年07月22日 | 時事

アノゥ「あーあ、茨城GG解散かぁ~、って、やっぱりやるんかい!!
宮海「おぉ、ノリツッコミした」
ニュー「さすがは大御所・萩本欽一さま、自由人です。どっかの文化人とか政治家の
   発言なら『ケジメがない』とかいう話になるのでしょうが、『この方ならしょうがな
   いや』的な感情のおかげで反論など出ようハズもありません」
宮海「それ、褒めてるんだかけなしてるんだかわからないぞ……」
アノゥ「まぁ、選手一人のために球団全体を連帯責任にする、ってほうが本来やりす
   ぎってモノだからねぇ。それくらい欽ちゃんは真剣に考えていたんだ、って判った
   だけでも、一連の騒動も多少は価値があったんだと思うよ」
ニュー「こんな事件、起きなかったほうが価値があったと思いますけどね」
宮海「へいおんを うしないわかる たいせつさ
アノゥ「それじゃ季語が入ってないよ~、って、なんで五七五やねん!!
ニュー「おぉ、ノリツッコミした」

宮海「平穏、で思い出したけど、今ウチの近所で水道工事やってるじゃないですか。
   現場を通りかかったのですが、とても口煩そうなオジサマが『(工事が)うるさい
   んだよ! ウチの前でいつまでやってる気だ!』と、現場の方々を怒鳴りつけて
   いました。理不尽だなぁとちょっぴり思ったり」
アノゥ「それのどこが理不尽なの?」
ニュー「言わば、オジサマ宅の水道管を改修しているようなモノなのに……というコト
   でしょうね。本人にしてみれば頼んでもいないコトなのだから、ケチの一つもつ
   けたくなるのでしょうが……」
宮海「あー、でもね。行政の工事って、行う前に周辺住民の同意が必要なんだよ。行
   政がサボったわけじゃないのなら、オジサマの家にも同意を貰いに行っている
   ワケで……」
アノゥ「あ、そう言えばオジサン、文句は言ってるけど、工事を中止しろとは言わなか
   ったんだね。大人ってきったないなぁ」
ニュー「年を取ると余計に、ですね。だんだん自分の周りであらゆる選択肢が減るこ
   とに焦燥し、不満を発散せずには居られなくなるのでしょう」
宮海「それか、逆に何もかもを達観してしまい、どうでも良くなってしまうかの二択だ
   よね。若いって、実はそれだけで幸せなことなんだよぉ~?」
アノゥ「じゃあ、ウチではアノゥが一番幸せモノだね!!(≧ω≦)」
ニュー「……なんだか、ビミョーにムカつくニュアンスなんですが……」


掃除婦って、つまりメイドのことだよね?(違う)

2006年07月21日 | 時事
 地上波で『ハウルの動く城』を観ましたー。
 あれだけ話題になった『ハウル』ですが、実は観たのはコレがはじめて。という
か、まだ宮崎駿氏の作品を劇場で観たことがありません。そういえばビデオでも観
たことがないなー。全部テレビ放送で初見するという非国民でスミマセン。
 で、早速感想です。
 ……あれだけ賛否両論あった理由が、ようやくわかりました。
 面白いけれど、ストーリーは破綻しているのですね(^^;
 システムは素晴らしいけど、ストーリーがすかすかの某RPGのよう。うーん、ス
トーリーがすかすか……はちょっと違うか。噛み合っていない。『ハウルをテーマ
にした映像作品の羅列』とでも言いますか、「○○をした、だから××だ」という
自然な繋がりが狂っているのですね。
 だから、映像美ばかりに気を取られる。「楽しい映画だったなぁ」と漠然と記憶
に残るだけで、「じゃあどんな内容だったの?」と訊かれると、うーんと首を捻ら
ざるを得ない。そこらへんが、賛否両論の理由じゃないかと。

 ……と、少し非難めいたコトを言ってしまいましたが……。
 私は、アリですねこの映画。なかなか面白かったです。
 少なくとも『千と千尋~』よりは、30倍は楽しかったと思いました。
 斬新だし、キャラクタに愛着が持てるし、何よりも主人公ソフィーが良い。いや、
もちろん物語構成のせいで行動は破綻しているのですが、心が本当に綺麗な人物と
して書かれているので好感が持てました。
 この作品を受け止められるかどうかは、どこに着目(重要視)しているかで変わ
ってくるみたいですね。ソフィーの姿の変わりように「少女らしさ」を見出せたの
なら、たぶん、心に残る作品となるのではないでしょうか?

 一方、来週末に封切となる『ゲド戦記』。試写会の感想を読みましたが……。
 おすぎが激昂するくらいヤバいらしいです……。
 スタジオジブリ崩壊の序章とか言われる始末だものなぁ。観てないので勝手な批
評は出来ませんが、これほどまでヒドい言われようだと心配になりますね。
 思えば、『もののけ姫』あたりからつまらないと言われはじめた気が……ゲフン
ゲフン!
 とにかく、原点回帰しろとは言いませんが、負けないものを作って欲し
いものです。
 11年前には、PVでもこんなに面白い作品を作れていたのだから……。(275参照)