ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

とにかく彼女は諦めない、

2019-12-13 20:28:28 | 猫病気

曇り。12-7℃。寒暖の差が激しい。 

 

深夜遅く、「もじゃ公♀」は食べたがり(食べたい気持ちはあるのだが、)大好物だった銀のスプーンのパウチを出したが、上澄みを数口舐めて終わり、

依然好んだ濃厚さが懐かしいながらも、ムッと来るようで、顔を近づけてはやめを繰り返す。

パウチは「クロ♂」の胃に収まった。ここで、強制給餌するべきだが、自分が疲れ切ってしまい、早朝から開始。

猫はお腹をお空かして夜中、何度か鳴いていた。

猫も最期の方になると、缶詰の具より汁だけを好む、以前、「汁泥棒」と呼んでいた人がいたが、中身より、缶詰をゆすいだ水だけとかを好むようになる。(胃の粘膜が収縮してしまうのだ、ある程度は輸液で回避出来るが。)

猫の先輩は、缶詰をオレンジ絞りの如く圧縮して、汁だけ取り出したりしていた。(残りは猫スタッフが美味しくいただきました。)また、各フードメーカーも上澄みだけのスープを出し始めている。

午後の部は、お互い楽なのではと、カロリーの高い流動食、量少なめに、水分多めにしたのだが、

これは、嫌な強制給餌の時間が短くて、両者とも楽なのだが、猫はすぐにお腹を減らす結果になった。

夕方の強制給餌一時間前に、「猫が消えた」と思ったら、真っ暗な台所でドライフードにトライしている姿にびっくりした。

全く食べられないのだが、生きる為に頑張っている姿!

猫が諦めていないのだから、私も、もうひと踏ん張り!

何がなんでも、今の時点では、猫は生きることを諦めていない。

甘えん坊の猫は、ようやく老後に飼い主を独占出来、もしかして、今が一番良い時なのかもしれない…。

 

 

さて、

猫もテレビ画面を観るのである、故「猫吉」がそうだったが、「きーじ」もそうらしい。

返却しなくてはいけないビデオを、慌てて観ていたら、画面を一緒に追っていた。

 

とにかく彼女は諦めない、と言えば、映画「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」だろう。

※キャスリン・ストケットによる原作小説「ヘルプ 心がつなぐストーリー」ウィキ

※映画「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」ウィキ

時代は1960年代のミシシッピ州ジャクソン、大学を卒業し、作家を目指している主人公は、自分の家のメイドさんを育ての親と思い慕ってきたのですが、

下宿にて「待っていて、見せたいものがあるの」と手紙に書いてきた大好きな育ての親が、大学を卒業し帰郷すると姿が見えません。母親は嘘をついている。何があったのか?

やがて、彼女は黒人のメイドさんと白人雇用主との関係が、小説の「風と共に去りぬ」のスカーレットやマミーのような、親密な間柄でない事に気がつきます。

ここでは、低賃金でこき使われる黒人メイドのおかげで、白人階級はとても楽に暮らしています。子育てや家事はメイドに任せています。ここの白人女性にとっては就職は腰掛にしかすぎませんから、小説家になりたい主人公はこの時点で浮いているし、主人公は白人至上主義でもないので、微妙な軋轢が生じています。

さて、ここで登場するメイドさんの雇われている各家庭の内情、メイドの内情も出てくるのですが、そこも面白いのですが、省略。

ロン・ハワード監督の娘がここでは町の白人至上主義者のボス、悪役ですw

トイレもですが、教科書も黒人が使ったら使わない、教会も別、バスの席は後ろか、座ってはいけない、もうキリがない程の細かい差別、KKKも暗躍し、公民権運動が盛り上げを見せるも、キング牧師、ケネディは暗殺されの時代、画面のテレビにも、ちらりと映しだされます。

この時代、メイドさん達は他に仕事もなく(奴隷時代や、あたかも世襲制のように、女性はメイドしか選べない)、絶対服従に近い状態で、良いようにこき使われています。

育ての親と慕ってきていたメイドさん。

あっ、「モーリス」「ギルバート・グレイブ」に出てきた女優さんだ!!

メイドへの取材は、皆が雇用主を恐れ、協力してくれる人は僅か二人、その後メイド仲間が逮捕され、取材に応じる人が集まります。

難航しながらも、黒人メイドさん13人の取材をし、その本は飛ぶように売れます。

 

そして、その内容から、主人公は恋人にも別れを告げられ、白人仲間からも締め出されます。味方は、いつの間にか考えの変わった癌末期の母親と、取材に応じたメイドさん達。

やがて、主人公は希望する出版社に採用されますが、この危険な騒ぎの中、彼女達を置いていけないと。

一人ぼっちの彼女を、メイドさん達はニューヨークで活躍するように、励まし送り出します。

メイドさん達はここで助け合って頑張るというのです、ここでラストシーンなら非常に素晴らしいのですが、

(が、実際は暴露本に協力したという事で、無実の盗みの罪を着せられ、解雇されてしまうのです。)だが、へこたれない、彼女も、真実を書き続ける事に決めるのです!

 

私は見てよかった!

 

映画『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』予告編

※非常に好意的な批評👇

https://www.cinemawith-alc.com/2013/10/the-help.html

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