三茶ラテンフェスティバルはミニパレードがないので、例年より早く三軒茶屋を発った。
次に向かうは志村坂上で、「志村銀座まつり」にてリベルダージの演舞がある。浅草の直前なので、彼らも相当チカラを入れてくるはずだ。
サンバは4時45分からだが、30分以上早く現地に着いてしまった。スタート(ゴール)地点のステージでは、ゴスペルグループのライブが終わったところだった。
パレードコースは歩行者天国になっているので、ぶらぶら歩く。パレード前のこの時間は、写欲がムクムク湧いて、テンションが上がる。三軒茶屋にいたカメコも全員移動して、いよいよそれらしい雰囲気になってきた。
コースの向こう側からバテリアがやってきた。昔の飛行士のようないでたちで、浅草はそれ系のテーマなのだろう。
その反対側、つまりスタート側の手前からは、ダンサー連がやってきた。
リベにおけるダンサーの浅草衣装は毎年楽しみで、昨年は子豚ちゃん、その前年は虎だか豹だかで、いずれもお尻が全開だった。今年はどうだろう。
まず、外国人ダンサーが5人。みなさん魅力的なのだが、やはり注目は日本人だ。
ポルメスのポルタバンデイラはオレ一押しの女性で、今年もここで謁見できることをうれしく思う。続くハイーニャ格ダンサーは今年も露出が激しい。
アーラ、バイヤーナ、2組目のポルメスらが続く。アーラは、ふだんタンガを付けている女性が、重装備している。もったいない。
そして注目の浅草仕様ダンサーは、精密機械を模したデザインでスカートを着用しており、ガックリきた。
いや~、こんなデザインしかなかったんですかね。
ふだんのイベントでは切れ込みの激しいタンガでセクシーさを前面に出しているのに、浅草ではテーマに則るあまり、却って凡庸な衣装になってしまうのは皮肉だ。
後続にはタンガダンサーもいたが、物足りない。唯一の救いは最後尾の長身ダンサーで、彼女、昨年は肉襦袢みたいなのを着てオレを落胆させたが、今年はスチュワーデス風味でかわいく「復活」した。上半身はあれだが下はお尻全開で、やっぱり浅草ダンサーはこうでなくちゃダメだ。
なお今回の撮影モードは、スポーツモードをやめて通常モードに戻しているが、どうなんだろう。外付けストロボも用意しているが、この時間はまだ要らないと思った。
例によってお偉方のスピーチののち、パレードスタート。いまから先頭に向かうと時間を要するので、1本目は後方のタンガダンサーにまとわりつく。
もっとも最初の数分はその場に留まっての踊りで、これはこちらも移動の労がないからありがたい。
やっとチームが進行したが、歩道のカメコは意外に多く、構図を決める余裕がなくなってきた。黄昏時ということもあり、被写体ブレもひどいと思う。
コースの奥まで行って折り返し。オレも昔はそのままダンサーにひっついて移動したが、最近は適当なところで止まり、ダンサーが戻ってくるのを待つことにしている。
しかしこれといったショットは撮れない。先頭集団はすでにゴールして、ステージで踊っているようだ。
全員ゴールインしたのちステージに向かったら、ポルタバンデイラに、飛行士ハイーニャ格ダンサーが踊るところだった。
ここでも客はいっぱいいてよく見えないが、ステージ下の前列には、踏み台に乗って撮影しているカメコがいた。これも毎年の風物詩だが、高所から撮れるのだから、彼らはもう少し後方から撮ってもバチは当たらないと思うがどうか。
後続のダンサーはステージに登らず、1本目はこれにてまさかの終了。いささか消化不良の感はあったが、イベント的には盛り上がった。
2本目は6時30分からで、時間が50分ぐらいある。オレは志村銀座から10分ほど離れた蕎麦屋へ向かった。この店で一休みするのが楽しみなのだ。
ところがその店がお盆休みで閉まっていた。大通りを挟んだライバル店の蕎麦屋も休み。その隣の中華料理屋も休み。今年の志村銀座は、例年より1週早いのだ。
落胆して会場に戻ったが、こうなったら意地でも蕎麦を食べたい。すると志村銀座内に蕎麦屋があり、そこで蕎麦を食べた。
「カメコはサンバを撮影させてもらっている御礼に、そこの会場で飲食せよ」という暗黙のルールがあるらしいが、オレの場合は、ケースバイケースだ。カメコが現地に落とすカネなど微々たるもの。そんなもん、誤差の範囲でしかない。
さて2本目。先頭の外国人5人の中には、和風テイストのコもいて、2本目は彼女らについていくことにした。
スタート。あたりはすっかり暗くなっているが、沿道の客は意外に減ってない。というか、1本目より多い気がする。渋滞もかなりのもので、ダンサーの歩みのほうが早い。
アホなカメコが、歩道の「移動専用」箇所を、撮影しながら歩いている。これが、テメーだけよけりゃほかの撮影者はどうでもいいという、傍若無人の撮り方だ。
今年は警官の姿も多く見る気がする。オレの前にいる警官2人はのろのろ歩きやがって、後ろがつかえている。オレの後ろにいた男性がたまらず、「もっと早く歩いてください!」と促していた。
先回りしてやっとカメラを構えたら、踏み台のじじいがオレの視界を盛大に防ぎやがった。このじじいにこれをやられたのは2度目。もはや踏み台は最強のアイテムである。
ここで折り返し。外国人ダンサーはひとり羽根がないが、復路で再び装着した。しかし羽根の位置がおかしく、あれなら着けないほうがいい。
立派な一脚を持って撮影しているカメコがいる。その男とオレの進行ペースがいっしょで、いつも視界が邪魔される。
あるカメコは強烈なライトを照射していて、向きによってはこちら側にも当たる。それが眩しくてしょうがない。
まったく、やれやれである。サンバカメコの撮影なんて迷惑の掛けっこだからお互いさまだが、被写体が同じなので、こっちも奴らを回避できないのはもどかしい。
さっきの外国人ダンサーは、再び羽根を外した。綺麗な背中が全開になるから、WinWinだ。
今度は歩道で父親が娘を肩車して歩いている。これも迷惑なパターンだ。
外国人ダンサーがゴールインして、ステージが始まった。今度は各パートもれなくステージで踊るはずで、オレもビデオを構える。
ステージが落ち着いて見られるからいいが、やっぱり人の頭が邪魔だ。でもこれも景色の一部と考えるしかない。
しばらく経つと、オレの前にわずかにある空間に、さっきと別のじじいが来て、踏み台を噛ませにきた。
えっ!? そうやってオレの前に立つ!?!?!?
さすがにオレもそこまで譲歩できない。いやいやいやいや待ってくれと、オレもブロックした。
ステージは各パートが最後まで踊って、大いに盛り上がった。
ラストは車道のバテリアが最後の仕上げに演奏する。オレたちはタンガ、タンガと血眼になっているけれど、彼女らが気持ちよく踊れるのも、バテリアの軽快かつ勇壮な演奏があるからだ。
見物客も笑顔になって、手を叩いている。ああすばらしいな、志村銀座。
毎年リベを招聘してくれる地元民には御礼を述べたいし、期待に応えてくれるリベにも感謝の気持ちでいっぱいである。
帰宅後画像を確認したら、被写体ブレが多く、外付けストロボもあまり効いていなかった。
やはりスポーツモードで撮るべきだった。オレも長いことサンバカメコをやっているのに、いまだに撮影方法がいい加減で、カメラ初心者みたいだ。
さて、明日は待ちに待った浅草サンバカーニバル。今年はロボレスが出ないらしいが、3年前はもともといなかったと考えれば、喪失感は少ない。
出場チームのみなさまには。今年も楽しい演舞を期待しています。
次に向かうは志村坂上で、「志村銀座まつり」にてリベルダージの演舞がある。浅草の直前なので、彼らも相当チカラを入れてくるはずだ。
サンバは4時45分からだが、30分以上早く現地に着いてしまった。スタート(ゴール)地点のステージでは、ゴスペルグループのライブが終わったところだった。
パレードコースは歩行者天国になっているので、ぶらぶら歩く。パレード前のこの時間は、写欲がムクムク湧いて、テンションが上がる。三軒茶屋にいたカメコも全員移動して、いよいよそれらしい雰囲気になってきた。
コースの向こう側からバテリアがやってきた。昔の飛行士のようないでたちで、浅草はそれ系のテーマなのだろう。
その反対側、つまりスタート側の手前からは、ダンサー連がやってきた。
リベにおけるダンサーの浅草衣装は毎年楽しみで、昨年は子豚ちゃん、その前年は虎だか豹だかで、いずれもお尻が全開だった。今年はどうだろう。
まず、外国人ダンサーが5人。みなさん魅力的なのだが、やはり注目は日本人だ。
ポルメスのポルタバンデイラはオレ一押しの女性で、今年もここで謁見できることをうれしく思う。続くハイーニャ格ダンサーは今年も露出が激しい。
アーラ、バイヤーナ、2組目のポルメスらが続く。アーラは、ふだんタンガを付けている女性が、重装備している。もったいない。
そして注目の浅草仕様ダンサーは、精密機械を模したデザインでスカートを着用しており、ガックリきた。
いや~、こんなデザインしかなかったんですかね。
ふだんのイベントでは切れ込みの激しいタンガでセクシーさを前面に出しているのに、浅草ではテーマに則るあまり、却って凡庸な衣装になってしまうのは皮肉だ。
後続にはタンガダンサーもいたが、物足りない。唯一の救いは最後尾の長身ダンサーで、彼女、昨年は肉襦袢みたいなのを着てオレを落胆させたが、今年はスチュワーデス風味でかわいく「復活」した。上半身はあれだが下はお尻全開で、やっぱり浅草ダンサーはこうでなくちゃダメだ。
なお今回の撮影モードは、スポーツモードをやめて通常モードに戻しているが、どうなんだろう。外付けストロボも用意しているが、この時間はまだ要らないと思った。
例によってお偉方のスピーチののち、パレードスタート。いまから先頭に向かうと時間を要するので、1本目は後方のタンガダンサーにまとわりつく。
もっとも最初の数分はその場に留まっての踊りで、これはこちらも移動の労がないからありがたい。
やっとチームが進行したが、歩道のカメコは意外に多く、構図を決める余裕がなくなってきた。黄昏時ということもあり、被写体ブレもひどいと思う。
コースの奥まで行って折り返し。オレも昔はそのままダンサーにひっついて移動したが、最近は適当なところで止まり、ダンサーが戻ってくるのを待つことにしている。
しかしこれといったショットは撮れない。先頭集団はすでにゴールして、ステージで踊っているようだ。
全員ゴールインしたのちステージに向かったら、ポルタバンデイラに、飛行士ハイーニャ格ダンサーが踊るところだった。
ここでも客はいっぱいいてよく見えないが、ステージ下の前列には、踏み台に乗って撮影しているカメコがいた。これも毎年の風物詩だが、高所から撮れるのだから、彼らはもう少し後方から撮ってもバチは当たらないと思うがどうか。
後続のダンサーはステージに登らず、1本目はこれにてまさかの終了。いささか消化不良の感はあったが、イベント的には盛り上がった。
2本目は6時30分からで、時間が50分ぐらいある。オレは志村銀座から10分ほど離れた蕎麦屋へ向かった。この店で一休みするのが楽しみなのだ。
ところがその店がお盆休みで閉まっていた。大通りを挟んだライバル店の蕎麦屋も休み。その隣の中華料理屋も休み。今年の志村銀座は、例年より1週早いのだ。
落胆して会場に戻ったが、こうなったら意地でも蕎麦を食べたい。すると志村銀座内に蕎麦屋があり、そこで蕎麦を食べた。
「カメコはサンバを撮影させてもらっている御礼に、そこの会場で飲食せよ」という暗黙のルールがあるらしいが、オレの場合は、ケースバイケースだ。カメコが現地に落とすカネなど微々たるもの。そんなもん、誤差の範囲でしかない。
さて2本目。先頭の外国人5人の中には、和風テイストのコもいて、2本目は彼女らについていくことにした。
スタート。あたりはすっかり暗くなっているが、沿道の客は意外に減ってない。というか、1本目より多い気がする。渋滞もかなりのもので、ダンサーの歩みのほうが早い。
アホなカメコが、歩道の「移動専用」箇所を、撮影しながら歩いている。これが、テメーだけよけりゃほかの撮影者はどうでもいいという、傍若無人の撮り方だ。
今年は警官の姿も多く見る気がする。オレの前にいる警官2人はのろのろ歩きやがって、後ろがつかえている。オレの後ろにいた男性がたまらず、「もっと早く歩いてください!」と促していた。
先回りしてやっとカメラを構えたら、踏み台のじじいがオレの視界を盛大に防ぎやがった。このじじいにこれをやられたのは2度目。もはや踏み台は最強のアイテムである。
ここで折り返し。外国人ダンサーはひとり羽根がないが、復路で再び装着した。しかし羽根の位置がおかしく、あれなら着けないほうがいい。
立派な一脚を持って撮影しているカメコがいる。その男とオレの進行ペースがいっしょで、いつも視界が邪魔される。
あるカメコは強烈なライトを照射していて、向きによってはこちら側にも当たる。それが眩しくてしょうがない。
まったく、やれやれである。サンバカメコの撮影なんて迷惑の掛けっこだからお互いさまだが、被写体が同じなので、こっちも奴らを回避できないのはもどかしい。
さっきの外国人ダンサーは、再び羽根を外した。綺麗な背中が全開になるから、WinWinだ。
今度は歩道で父親が娘を肩車して歩いている。これも迷惑なパターンだ。
外国人ダンサーがゴールインして、ステージが始まった。今度は各パートもれなくステージで踊るはずで、オレもビデオを構える。
ステージが落ち着いて見られるからいいが、やっぱり人の頭が邪魔だ。でもこれも景色の一部と考えるしかない。
しばらく経つと、オレの前にわずかにある空間に、さっきと別のじじいが来て、踏み台を噛ませにきた。
えっ!? そうやってオレの前に立つ!?!?!?
さすがにオレもそこまで譲歩できない。いやいやいやいや待ってくれと、オレもブロックした。
ステージは各パートが最後まで踊って、大いに盛り上がった。
ラストは車道のバテリアが最後の仕上げに演奏する。オレたちはタンガ、タンガと血眼になっているけれど、彼女らが気持ちよく踊れるのも、バテリアの軽快かつ勇壮な演奏があるからだ。
見物客も笑顔になって、手を叩いている。ああすばらしいな、志村銀座。
毎年リベを招聘してくれる地元民には御礼を述べたいし、期待に応えてくれるリベにも感謝の気持ちでいっぱいである。
帰宅後画像を確認したら、被写体ブレが多く、外付けストロボもあまり効いていなかった。
やはりスポーツモードで撮るべきだった。オレも長いことサンバカメコをやっているのに、いまだに撮影方法がいい加減で、カメラ初心者みたいだ。
さて、明日は待ちに待った浅草サンバカーニバル。今年はロボレスが出ないらしいが、3年前はもともといなかったと考えれば、喪失感は少ない。
出場チームのみなさまには。今年も楽しい演舞を期待しています。