身勝手なつぶやき

サンバを撮影させていただいていて、「あちゃー!!」とガックリすることが最近あります。
私たちサンバカメコはチームの演舞中、チームの動きに合わせて動きます。その時、歩道にレジャーシートが敷かれているケースが多いのです。サンバ見物のために、個人で敷いたやつです。

草加のイベントでは歩道に、何でこんなにスペースを取る？　というくらいドーンとレジャーシートが敷かれていて、私たちはそこを避けながら遠巻きに撮影しました。
また先日の神奈川県の某商店街では、1m×3mくらいのシートが歩道に数枚ピッチリと敷かれ、私たちは歩行が困難になりました。
その翌日の都内某商店街では、やはり歩道に大きなシートが敷かれ、しかもそこはゴール付近だったため、私たちは大渋滞を引き起こしました。
今年はほかにも同様のケースが多々ありました。
あと、これはシートではありませんが、歩道の幅いっぱいに出店が出され、まったく移動できなかったこともあります。

私たちサンバカメコはサンバの行われる商店街や駅前に出没し、場を荒らしていくだけで消えていく、迷惑な存在です。
対して地元の方はイベント開催のために少なくない額を出資しているわけで、この方々こそ、サンバを見る権利があります。
商店街でレジャーシートを敷いた方も、歩道の手前の家にお住まいなのでしょう。
せっかく毎年楽しみにしているのに、サンバの時は大量の見物者が押し寄せ、全然見られない。それならあらかじめシートを敷いて見物席を確保しておこう、とお考えになるのは当然のことです。

でもたとえば、草加はあきらかに一般の歩道ですよね。あそこはシートを敷いてもいいんですか？
しかもサンバが通っているとき、シートの持ち主はいませんでした。そりゃないですよ。
商店街の場合はまた事情が異なって、カメコが意見する権利はまったくありません。
たしかにサンバイベントにカメコは多いです。だけどそれ以上に、地元の方の観戦も多いのです。そこで渋滞を引き起こした時、あそこの家はシートを盛大に拡げていたので、移動に難儀した、と思われたら、本意ではないのではありませんか？
世の中には、武士の情け、という言葉もあります。寛大な心で、もう少し人が通れるスペースを作ってくれてもよかったのではないでしょうか。

サンバカメコごときがエラソーに、と言われたら返す言葉もありません。申し訳ありません。
でも私たちは今後も、レジャーシート攻撃に遭遇するでしょう。それを防ぐ手だてはただひとつ、私がコースの下見をして、本番はシートと反対側の歩道から撮影に臨むしかありません。

これも難しいんですけどね。