玉回し

2019-09-28 05:20:33 | 日記

 

 中生種の早生ふじの収穫が始まり急いで玉回しをしている。夜と日中の気温の差が大きくなって来て日毎にリンゴの着色も進んで来た。日射しの邪魔になる葉っぱを摘んで光りを当てて着色を良くしてやるが表面だけに色付き裏面には光りが刺さないので玉回しをして色付きを良くしてやる。ここ2~3日秋晴れが続いたので着色は進んで来る。

玉廻ししないリンゴは日陰の部分は黄色や青く商品価値はなくなる。いくら美味しくとも外見が良くないとジュースように格下げになってしまう。一個毎葉っぱを摘んだり、玉を回したりして全面に太陽光線を当ててやる。玉回しも着色のしない裏面光りを当てて着色をしてやるつもりで回し過ぎると軸から外れて落果する。変形したりんごだったり、軸が短かったり、枝に挟まったりで成っているは一個毎違い程良い手加減で玉回しをする。

余所から見ると簡単なようだが仕事となるとなかなか大変。赤い美味しいリンゴには烏、ムクドリに突かれたりで防鳥の為い急遽糸を張って被害を防いでいる。先日の台風17号で温帯低気圧のなった夜に急に強風が来てラ・フランスの落果があったがリンゴの落果等の暴風被害が少なく安堵している。来月中旬にはラ・フランスの収穫が始まるのでその前には中生種のりんご収穫も終そうと急いでいる。


秋晴れ

2019-09-27 05:51:41 | 日記

 彼岸も過ぎると夜明けも遅く5時半頃に成って来る。夜明け前、東の空から一面明るくなってくる。ここ2~3天気が続き水田の脱穀作業は一気に進んだ。コンバインでの刈り取り後の水田には一面細断して稲藁が敷かれている。所処の圃場では細断しない1本藁を集草で厚め梱包している畜産農家も見られる。天気が良く乾燥した圃場なので集草機はスピードを上げて作業をしている。この天気明日までで後は傘マークや曇り空で雨降る前にと急いで梱包機械で所処に落としている。

昔は酪農家だったので敷き藁や飼料として貴重な藁だった。我が家の藁だけでは足りくて余所から稲藁を購入したり厩肥と交換して使っていた。稲杭から自動脱穀機で脱穀した稲藁を譲って貰い、家族で稲藁24束を一つに大きく束ねて畜舎に運んで格納した。畜舎だけでは格納するに足りなく青い大きいビニールで囲って冬を越した。

雨降る前に何処の農家でも脱穀作業が一斉に始まり余所から譲って貰う稲藁運びも重なり大変だった。腰を屈めて稲藁を束ねる作業は腰が痛が痛くて大変な作業。脱稿後の稲藁、雨で濡れると駄目になるので月明かりで深夜まで外仕事だった。

昔は男衆が刈り終えた圃場に難儀して耕土の浅い砂利田に金棒で穴を開けて同間隔に刺した稲杭並んでいる。バインダーで刈り倒して腰を屈めて1束づつ集めて稲杭の側に運んで置いた。杭に掛けてそのままにして置くと積んである下の稲は乾かない。上下に積み替えした後穂包みし藁出してから自動脱穀で籾を運んだ。自然乾燥米の杭掛けの稲の風景は見事だった。

では機械化が進んで酪農家は圃場に入り1人で集草、梱包、運搬、格納している。50町歩程の水田で杭掛け自然乾燥米は極僅かで忽ち圃場の景色は変って来る。庭木のヤマボウシの赤い丸い実も日毎に熟して来る。


彼岸花

2019-09-26 05:46:11 | 日記

 

 何時もの年は稲刈りの時期には赤い彼岸花が咲いているのだが今年はまだ芽も出ていない。市道からの入り口で大きい庭石の側に咲いていて彼岸が来たのかと実感している。今年は大分遅いのか庭の雑草対策に使った除草剤が飛散して枯死したのか何時も生える場所を注視していた。自生して数年経ち暫く1本立ちで赤い大きな花を咲かせていた。 

庭には山百合、桔梗、ワラビ、等様々山の物が自生して開花時期には季節を感じている。特にさくらんぼ収穫後の初夏に咲く山百合本数も増え強い香りで茶の間に入って来る。お盆の時期には紫色の桔梗の花、庭木の下にそこかしこに咲いている。 農作業が一段落したお盆に併せて庭木の剪定の時は満開の桔梗や毎年増えている小さい山百合で足の踏み場所がない程。

彼岸花は庭石の側で北風の当たらない場所で数本咲いていたが今年はまだで何時も生えてくる場所を見ていた。なんの影響でか枯死でもしたのかと諦めかけていたが昨日偶然の自生しているイチゴの株の間から数本の彼岸花の蕾みが15cm程伸びていた。

午前中は見えなかったが午後からでも発芽して一気に伸びたのか今年も咲くようで安心する。縁起でもない花だが10本程の茎で賑やかに咲くようだ。どこからともなく金木犀の香り良く見ると我が家の庭木も開花が始まった。植物暦ではススキの開花は何時もより早いとの報道だったので待ち遠しかった。もうすぐ庭木の金木犀は満開になり段々紅葉が始まる季節になって来る。