週末

2014-06-22 03:28:21 | 日記


 今のサクランボ収穫最盛期の週末は国道を通行する車両で混雑する。この時期になると昔 景気の良いバブル期を思い出す。まだサクランボの面積が少なく仙台方面からサクランボ狩りに来る来客で国道は大混雑で横断するにも大変だった。子供連れの家族がサクランボ園地を探して狭い農道まで入って来て捥ぎ取りをしていた。
 国道沿いの園地にはサクランボ狩りの人の駐車で数珠繋ぎの狭い農道で通行するにも大変だった。内に入ってサクランボ狩りの車両でそれぞれの序の口を塞いで駐車していた。昼食時に見知らぬ他所の家族が便所を借りに来たり、帰った後のゴミ片付け等で大迷惑だった。
 狭い園地の境界は分からず園主がテープを張ってり暴風ネットで囲ったりして見張りをつけて捥ぎ取りをしていた。中には園地で昼食をして食べた後の空き弁当にサクランボをいっぱい入れたりポケットや空き袋持参で持ち帰ったりのあくどい人達がいた。帰りの土産のサクランボも沢山買って行く客も大勢いて、折角の来客を人前であまり叱る事も出来ず見張り役の方は大変なようだった。
 時代は変わり少子化の今は家族連れでも土産品の買って行くのは少なく観光バスツァも減って昔のような賑わいが無くなった。それでも週末のサクランボの収穫最盛期、昼食時に地元の飲食店に行っても満席で予約をしていないと空き席がない程。

朝捥ぎ

2014-06-21 03:47:30 | 日記


 春先の高温により昨年よりは早い生育で熟期も早まった今年のサクランボ。毎日のにわか雨で日中の気温は平年並み。強風で雨除けハウスのビニールが剥がされ実割れが発生して収穫するに障害果を捨てながら捥いだ園地の収穫は終る。捥ぐ人、撰果人共に手間のかかる作業で難義した仕事は一応終わる。
 春先から大玉、適正着果で美味しいサクランボ生産する為に摘雷した。着色管理の葉摘み作業も終わり雨除けハウスのビニールも剥がされ事無くしっかり掛かっている。夜温の気温は20度より低く日中も真夏日にはならない平年気温。一夜にして着色が進んで来て赤色が増して来る。
 昨年よりは3日早くそろそろ贈答用の撰果を始める事にする。早朝から捥ぎ始め家の中でそれぞれの手伝い人が弁当持参で朝食。孫、手伝い人の対応で家内も忙しくなって来るが10日間くらいの短期間なので張り切っている。
 昼食は全員が園地並びの飲食店で賑やかに食べている。10時の休憩時間に担当者は今日のメニューを希望を取り飲食店の予約注文をして置く。昼には直ぐに食べられて並びの園地に戻りハウス内のウスベリでバタン キューの昼寝で休憩する。
 みんな疲れているから他所の目を気にはしない雑魚寝。暫く続く昼寝の姿で高温のハウス内の収穫作業。

俄雨

2014-06-20 03:38:10 | 日記


 毎日のように急に雷雨等のにわか雨の天気や強風の天気。1日中カラッとした晴天なんては無く作業小屋で撰果や就寝中ざぁ~と通り雨音の日々。5月後半は連日の猛暑で雨除けハウスのビニール被覆時は空梅雨の噂で持ちきりだった。高温が続くと実の軟化が進み、夜温が高いと着色が進まないので心配していた。
2~3年前に夜温が下がらず熱帯夜でサクランボの着色が悪く販売に苦労した。着色が悪いと甘みが無く美味しくないので捥ぎ残しの園地のサクランボ野鳥まで食べなかった。お盆過ぎまで腐れがかった橙色のサクランボで成っていた。
 手間、暇かけて捥いで土中に埋めると次年度の生育には良いのだが廃棄サクランボ捥ぎまでは余裕がない。6g程の小さい実を一個毎傷が付かないように気を使って捥ぎ、それを今度は撰果するくだものなので大半は人件費で吹っ飛んでしまう。
 生物なので保存は効かず収穫後直ぐに出荷しなけれならないさくらんぼも週末あたりから忙しくなって来る。天気相手の農産物で今年の梅雨は連日の雨で入梅時の思っていた高温もさほど心配はないようだ。何時もはハウス内はビニールの被覆で40度くらいの高温になり暑い中での収穫作業も例年よりは楽のよう。
 休憩時の飲み物や毎日園地並びの飲食店で食べる手伝い人の昼食のメニューで分かる。熱中症予防の為に冷たいペットボトルの水のをガブ飲みして量、冷やしラーメンの注文が少ない。平年並みの気温が続いてくれればと期待しながら暫く続くサクランボ収穫。

佐藤錦

2014-06-19 04:02:38 | 日記

 日毎に段々味が載って惜しくなって来る佐藤錦の収穫。風当たりの強い減反田に植えたサクランボ手伝い人みんなで収穫をする。手伝い人達は多忙な人ばかりで朝から1日中手伝いに来れるとは限らない。
 午後からだったり急遽他所から頼まれて撰果に行ったらまだ着色が進まないので中止になりまた手伝いに来てくれる方と色々様々だ。また撰果は初めての手伝い人もいるがそれぞれの仕事をみんな一生懸命で助かる。6人で撰果するに広い場所も必要で臨時の撰果の場所作りをする。
 午前中は手慣らしに収穫の人数を増やし撰果は少ない人数でやっていた。摘雷のしない園地で小玉が多いが着色はま~ま~で一安心する。何時もは結実が悪く大玉で雨が当たらなくても湿度が高く成ると実割れが出る園地。今年は成り過ぎた園地で雨が当たっても実割れの実が少なく収穫も捗る。
 これから毎日撰果で忙しくなり園地のサクランボの状況は息子任せで全然分からなくなって来る。10時過ぎの休憩時間には捥いだサクランボをコンテナいっぱいの枚数。撰果は追われて追いつけなくなる。
 午後から捥ぎ人数を少なく撰果に廻して捥ぎ人数を調整する。熟期はよりまだ早く、気温は高くないのでサクランボは硬い佐藤錦。午後から2人増やして手伝い人総勢で収穫、撰果の仕事初め。人員の配置も心配していたほどで無く順調な滑り出し。

選り捥ぎ

2014-06-18 03:44:11 | 日記


 何時までも葉摘みに掛かっていると捥ぎ遅れの心配が出て来るので家内と2人だけでサクランボを捥ぐ。昨年はパソコンの不具合で発送伝票等の事務が手間取り家内は付ききりで家内はサクランボ捥ぎまでは出来なかった。今年は順調に事務は捗り今の時期からサクランボ捥ぎが出き安心する。
 毎年来てくれる撰果人は自分の家でもサクランボを栽培しているので合い間も見ては手伝いに来てくれる。早い遅いの仕事の差はあるが、収穫はだれでも出来るが撰果はなかなか基準が合って難しい。
 特に贈答品の撰果、箱詰めは難しく大きさは基準の穴の開いた板があり分かるが着色の判断が大変。大抵の注文品は秀品で特秀だけの品物を詰めてでは経営が成り立たない。
 とりあえずは強風でビニールが飛ばされ雨が当たってビニールの架け替えして実割れが出たハウス内から選り捥ぎをする。思った程実割れで捨てるサクランボは少なく葉摘みもしない園地だが赤い大きい実で安心する。
 佐藤錦は未だ捥いで撰果場に持って行く量は少ないので値段は高い。俺は仕事の進み具合を見ながら捥いだり撰果をしたりで落ち着いて仕事は出来ない。まだ贈答品でなく一般商品で規程のパックに220g詰めて8個入れのダンボールに入れてJA撰果場に持って行く。
 何時までも葉摘みに掛かっていると捥ぎ遅れの心配や顧客からの注文催促が来るのでそろそろ大勢の手伝い人達も収穫作業の段取りをしなければならない。昔は早捥ぎで贈答したが今の顧客は遅くても良いから熟してから贈ってくれと要望の一筆が書き加えている注文が多い。
 収穫担当は息子で俺は撰果なので新米撰果人2人を追加して今年のサクランボ手伝い人の人員配置。まづは選り捥ぎしたサクランボでジックリ指導しながら本格的な収穫に向って準備に入る。