昨年より5日程早い果樹の防除計画であちらこちらから防除機械の試運転のエンジン音が聞えて来る。冬季間格納して置く時にはエンジンに不凍液を入れたり凍結防止等やって翌春の機械操作に支障がないように整備をして置く。しかし最初の防除はエンジンの不調やバッテリィが弱くなっり思わぬスプレァの不備で防除が中止になったりする。
24日農薬調合所の分譲開始前に何処の農家でもスプレヤーの試運転をしている試運転する。融雪の早い今年、果樹の生育が早まり僅かながら芽が動きだした。サクランボの硬い芽もほころび、尖った先から青い芽が見えて来る。
底の浅いドラム缶の両端で野鼠バッタを塞いで暗くしてやると面白いように鼠が捕まえられる。巣作りの為出入り激しい鼠穴から5匹もかかり野鼠がいっぱいいるのに驚いている。鼠算式に増える繁殖が旺盛な野鼠で摘雷しながら時々蓋をしているドラム缶を持ち上げて中を覗いている。
餌だけ食べてバッタが効かない時もありクズりんごを小さく刻んで補給してやる。何回も鼠を捕獲して汚れたバッタでも餌欲しさに来て同じバッタで捕獲が出来る。
風もなく気温が高く穏やかな天気だと摘雷作業も捗るが太陽が雲に隠れたりすると一瞬冷たい北風でなかなか天気は続かない。昔のサクランボとは違い大玉で赤い美味しいサクランボでないと単価が上がらない。
晩霜害、収穫時期の雨、曇天等いろんな気象災害を心配しながら摘雷をする。来月になれば気温も上がり陽気も落ち着き毎年お願いしているスタッフ達一緒に摘雷作業は本番になる。
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