古木

2016-09-30 06:00:00 | 日記

雨ガッパを着って急いで昂林の収穫をしているとドッサ、ビリビリと変な音がした。何の音だろうと一瞬思ったがリンゴの枝折れのようで前からリンゴの重さでリンゴの幹折れが気ががりした場所を見る。植栽40年以上の王林に高接ぎした直径40cm程の昂林の大木。樹勢が弱り着色が良い大玉のリンゴがなっていて早く収穫をしようの思っていた樹木の方を見る。

樹間が明るくなって何時もの園地の眺めとは違う。やっぱり枝折れの音かと脚立から降りて枝折れの確認に行く。びっくりする程の空間で太い幹は根元から2つ割れになって折れている。側の収穫直前の真っ赤に熟したリンゴが成っている枝にも折れた枝が上から重なって無残な樹木。

雨水とリンゴ重さで重量がかかり余りの重さに耐えきれず根元の太い幹は真っ二つに割れている。古木の為か太い地際の幹はコルク状になって周囲の薄皮だけで生きていたようだ。倒れた衝撃で大半のリンゴは枝から落ちて傷果の状態で地面一面の落果リンゴ。倒れたリンゴの枝は余所のリンゴにも重なり2次被害が出るので急いでチェンソウーを取りに家に戻り倒れたリンゴを細切れにする。

いろんな思いのあるリンゴの木で片付けた後で家内と様々な思いでを語って昔を懐かしむ。なんの動植物には生命にも限りがあり人間の寿命と重ねて変な気持ちになる。


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