今年のサクランボの開花時期は気温が低く何時もの年より長い期間だった。晴れてはいるが時折冷たい北風の吹く日が多くパッと咲いてパッと落花はしなかった。蜜蜂、マメコバチ等の訪花昆虫は多く飛び交っていたが受粉はどうなったのか分からない。毛バタキによる人工授粉は行わないで総て蜂等の自然に任せている。毛バタキは準備しているのだが大変な作業でここ数年はやっていない。
1昨年のサクランボ不作の年は酷いもので大木の1本にも1kg位の少ない結実で酷い減収だった。昨年は結実対策で毛バタキで人工授粉をした農家が多く見られたが自然任せの我が家も豊作で全部収穫出来ず廃棄してしまった。朝から青空で気温がグングン上昇して夏日に近い気温になった。風も無く賑やかに訪花昆虫が飛んでいて受粉にはもってこいの気象条件だった。満開も終わり今年のサクランボの結実状況はどうなるのかまだ分からない。
気象条件としてはまあまあの天候だが余り乾燥し過ぎでメシベが乾き過ぎて一抹の不安はあるが気になる。大型連休でもスタッフ達は休まないで日曜日だけ休んでりんごの摘花作業をやっている。暖かい天気でそろそろ水田の代掻き作業の準備で用水路の清掃が始まる。地権者全員がそれぞれの集合場所にスコップ等の水路清掃用具を持参して集まっている。息子に経営を任せているので屋敷続きのりんご畑の摘花をする。俺担当の水田の作業等や用件が多くあるのでスタッフ達ちは一緒に仕事はしないで1人作業。
赤い垂れ桜の満開も美しいが白いサクランボの満開も美しい。遅れ気味の黄色菜の花も未だ満開でこれからりんご、桃等の果樹園はいろんな色の花盛りで花見会に値する桃源郷。摘雷したサクランボの花は軸が太く長く花びらも大きく栄養分は行き渡っているのがはっきり分かる。結実すれば大玉で赤い真っ赤なサクランボになるのは間違い無しの満開の花も終わりに近づく。
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